更新日:2021年09月22日 16時58分
私たちが普段飲んでいる水は筑後川の水です。
この筑後川に住んでいる魚たちを紹介しましょう。
大昔、まだ日本列島に人間が住んでいない頃、アジア大陸と日本列島は陸つづきでした。
そして、当時の黄河は九州の西を流れ、沖縄県の南西諸島付近で海にそそいでいました。
また、中部地方から九州北部にかけて長い湖があり、この湖と黄河がつながっていたそうです。
私たち筑後川にすむ魚の祖先は、大陸の川からこの湖に渡って来たと言われています。
そのしょうこに、筑後川をふくむ九州北部にすむ私たちと同じ仲間が、中国や朝鮮半島にもすんでいます。
私たちは、筑後川やその周辺の小川でくらしています。
昔はきれいな水の中で、楽しく元気にくらしていましたが、近ごろではだんだん川の水が汚れてしまいました。
きたない水の中で病気になったり、いくつかの仲間は絶めつのきけんにさらされています。
人間は病院に行くことができますが、私たちはどうすることもできません。
筑後川の水がもとのようにきれいになって、楽しくくらしたい。
私たちの願いをどうか、かなえてください。