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更新日:2022年07月13日 13時47分
みなさんは、ごみについて考えたことがありますか?みなさんが毎日、家や学校で何気なく出しているごみも、久留米市(くるめし)全体ではたくさんの量になります。また、わたしたちはたくさんの物に囲(かこ)まれて生活をしています。
でも、本当に必要な物ばかりでしょうか?すぐに捨(す)てないで大事に使っていますか?物をつくるための資源(しげん)には限(かぎ)りがあります。どうしたらごみを減(へ)らすことができるかをみんなで考えましょう。
(このページは資源循環推進課(しげんじゅんかんすいしんか)が小学4年生向けに作った冊子(さっし)「わたしたちのごみ(6647キロバイト)」をもとに作成しています。)
久留米市では、毎年約10万トンのごみが出ています。
久留米市では、1日あたり約280トンのごみが出ています。小学生4年生の平均(へいきん)体重を約30キログラムとすると、約9,300人分になります。
ごみが増えると困ること | ごみが減ると… |
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ごみは毎日の生活のどんな時にうまれるのだろう?まずは、生活のどんな場面でごみが出ているか、考えてみよう!
みんなのおうちから出された燃やせるごみの重さを、全部で100とすると、生ごみ35、紙・布(ぬの)類35、プラスチック20、その他(不燃(ふねん)物・木・竹など)10となります。
ごみは正しく出さないとせっかくの資源が、むだに捨てられることになります。ごみはきちんと分けて出すようにしましょう。みんなも自分の住んでいる地域(ちいき)のごみカレンダーで分け方を調べてみよう。
ごみをきちんと分けて出すことで、ごみをもう一度資源にできます。
地域の集積所に出されたごみは、宮ノ陣(みやのじん)クリーンセンターや上津(かみつ)クリーンセンターに運ばれるよ。
クリーンセンターでは、ごみを燃やしたり、資源物を分別してリサイクルしやすいように処理されているよ。
宮ノ陣クリーンセンター 上津クリーンセンター
宮ノ陣クリーンセンターに運ばれたごみがどのような流れで処理されているか、図で詳(くわ)しくみてみよう。
燃やせるごみは工場棟(焼却施設)で燃やされています。燃やした後に残った灰(はい)はセメントの原料として利用されています。
燃やせないごみは工場棟(破砕選別施設)でくだいて鉄やアルミを回収(かいしゅう)し、資源物としてリサイクルしています。
資源物はリサイクル棟で人や機械でよりわけて資源としてリサイクルできるようにしています。
焼却施設とは、ごみを燃やす施設です。
宮ノ陣クリーンセンターのプラットホーム
焼却施設では、ごみが燃えるときの熱を利用して、電気やお湯を作っています。市民温水プールや宮ノ陣クリーンセンターの足湯はその熱を利用しています。
市民温水プール
宮ノ陣クリーンセンター内の足湯
また、作った電気は施設内で使ったり、電力会社に売ったりしています。
ごみを減らすための3R(スリーアール)
ごみを減らすために最も大切なことは、ごみになる物を買わないことです。
買い物をする前に「本当に必要か」をよく考えてみましょう。
買い物をするときはマイバッグを持っていこう。
水筒(すいとう)を持ち歩こう。
生ごみは、「ぎゅっと」ひとしぼりして出しましょう。
つめかえのできる物を選ぼう。
いらなくなったものを、ごみとして捨てる前に、何かに使えないかを考えてみましょう。ひと工夫するだけですてきなものに生まれ変わったりします。
久留米市はいらなくなった家具や自転車を修理(しゅうり)・点検(てんけん)をし「リサイクル宝(たから)の市」で販売(はんばい)しています。
また、いらなくなった服や本などは、人にあげたり、リサイクルショップに持っていきましょう。
古くなったものやいらないものを、新しく作り変えて、もう一度使うことを「リサイクル」といいます。
きちんと分別して、資源としていかしましょう。リサイクルをすると、大切な地球の資源を長く大切に使えるよ!
ごみを減らす工夫にはいろいろあります。できることからチャレンジしてみよう!
久留米市では、地域のみなさんが家庭からでる新聞や本・ダンボールなどの資源を集める資源回収や、ごみ集積所での立ち番でごみの正しい分別方法を伝えたり、地域や学校での学習会・講習会(こうしゅうかい)などいろんな場面でごみ減量や3Rの取組みが行われています。
みなさんのお家や学校で食べ残しがでていませんか?
日本では、ホテルやレストランの食べ残し、スーパーマーケットやコンビニの売れ残りなど、食べられる食品がたくさん捨てられています。これらは、「食品ロス」と言います。食べられずに捨てられているなんて、もったいないと思いませんか?
小学校での食べ残し
久留米市では、生ごみを畑の栄養にして、おいしい野菜を作る方法を教えてくれる「生ごみリサイクルアドバイザー」を派遣(はけん)しています。ぜひ活用してください。
「循環型社会」とは限りある資源を循環させながら上手に使う社会のことです。
久留米市に住んでいるみんな一人ひとりが、3R「スリーアール」を意識(いしき)してごみ減量を行い、循環型社会をつくっていきましょう!