トップ > 計画・政策 > 人権・同和問題・男女平等 > 人権の学び > 知っていますか?人権に関する3つの法律

知っていますか?人権に関する3つの法律

更新日:202405011313


2016年、3つの法律が施行されました。

「誰もが幸せでいられる街」は私たちの願いです。しかし、残念ながら今の社会には差別があり、誰かの人権が侵されています。いまだに残る差別を無くしていくために、2016年差別解消のための法律が相次いで施行されました。
この法律をきっかけに、私たちに何ができるかを考え、互いの人権を尊重し、ともに幸せに生きることのできる社会を築いていきましょう。

知っていますか?人権に関する3つの法律リーフレットPDFファイル(1987キロバイト)このリンクは別ウィンドウで開きます

障害者差別解消法(障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律)2024年4月1日改正法施行

この法律は、障害を理由とする差別の解消を推進し、すべての人が障害の有無によって分け隔てられることなく、互いに、その人らしさを認め合いながら、共に生きる社会をつくることを目指すものです。この法律では、二つのことが大切にされています。

  1. 障害を理由とする「不当な差別的取扱い」の禁止
  2. 障害のある方が社会生活する上での障壁(バリア)と感じていることを、その状況に応じて取り除いていくこと(「合理的配慮」の提供)

こんなことが「合理的配慮」の提供になります。

「あなたの周りで、困っている人に声をかけてみませんか?」
合理的配慮盲導犬 飲食店で「盲導犬と一緒に入店したい」という視覚障害者の方の申出があれば、通常席に案内ます。
合理的配慮タブレット使用 難聴のため筆談によるコミュニケーションを希望されたときは、太いペンで大きな文字を書いて筆談を行います。
合理的配慮講演会 映画館などで、車いすの方が入りやすいように階段にスロープを用意します。

障害の有無に関わりなく、すべての人々が共生できる社会に!

久留米市は障害を理由とした差別の解消に向け、2024年4月に「久留米市の障害を理由とする差別をなくす条例」を施行しました。

ヘイトスピーチ解消法(本邦外出身者に対する不当な差別的な言動の解消に向けた取組の推進に関する法律)2016年6月3日 施行

特定の人種や民族、国籍などのマイノリティの人びとに対して、デモやSNSなどで暴力や差別をあおったり、侮辱的な表現を繰り返したりするヘイトスピーチが社会的な問題となっています。この差別的言動の解消を推進するために、ヘイトスピーチ解消法が施行されました。この法律には、次の事が述べられています。

  1. 外国にルーツがあることを理由にした不当な差別的言動を行うことは許されないこと
  2. 国民は、差別的言動のない社会の実現に努めること
ヘイトスピーチで傷ついている人がいることを知っていますか?
会話人物1 ヘイトスピーチは、その対象となった人たちを大きく傷つけているんだよ。精神的にショックを受けるだけではなく、脅された学生たちが民族服の制服で通学できない、学校や職場で自分の出身を隠さなければならないといった人権侵害もひき起こしているんだよ。
会話人物2 在日韓国・朝鮮人の子どもたちのほとんどは、本名ではなくて日本名で生活しているんだって。なぜ、自分のルーツを隠して生きていかなければならないのかな?
会話人物1 学校や職場で、あるいは住居を借りるときや結婚のときなど、今も差別があるんだ。本名で生活し、自分の立場を公表することは、差別を受けるかもしれないという覚悟をしないといけないんだ。
会話人物2 人種・民族・国籍などで人を差別するなんて許されないことだね。ヘイトスピーチをされた人の心の痛みを想像することから始めないと・・・
会話人物1 同じ国に暮らしているみんなが、排除するのではなく、お互いに理解し合うことが大切だね。

自分らしく生きられる社会に!

部落差別解消推進法(部落差別の解消の推進に関する法律)2016年12月16日 施行

この法律ができた背景には、インターネット上における差別を助長する書き込みや全国的に発生する差別投書事件など、悪質な差別事案が多発している現実があります。このような社会状況の中、部落差別は許されない社会悪であるという認識のもと法律が制定されました。
この法律では、次のことが述べられています。

  1. 現在もなお部落差別が存在すること
  2. 部落差別は許されないものであること
  3. 国民一人ひとりの理解を深め、部落差別のない社会を実現すること
わたしたちの身近なところで、部落差別につながることが起こっていませんか?
家族の会話の様子 (母) 4月から1年間、仕事で単身赴任しないといけなくなってしまったんだけど、どこか住むのにいいところはないかな?
(父) 治安の悪いところや評判の悪いところ避けたほうがいいよ。
(祖父) それなら私がスマホで探そう。ネットには、たくさんの情報があるから。
(久留美) でも、ネットに書かれていることがすべて正しい情報とは限らないよ。
(久) そうそう。ネットにはデマの情報も多いよね。差別につながることはしちゃいけないよ。

ためらいなく自分の故郷が名のれる、地域社会に!

このページについてのお問い合わせ

 協働推進部人権啓発センター
 電話番号:0942-30-7500 FAX番号:0942-30-7501 電子メール(専用フォーム)でのお問い合わせ

▲このページの先頭へ


チャットボットを閉じる
AIチャットボット(別ウィンドウで開きます)