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在宅医療・介護-医療と介護の連携で高齢者の在宅生活を支えます-

更新日:202404121146


 超高齢社会を迎える中、慢性疾患を抱えたり、複数の病気にかかったりする人が多くなり、認知症などで介護が必要になる人も増加します。
 国は、こうした高齢化の進展や医療技術の進歩による寿命の伸びなどを背景に、医療と介護の両方を必要とする人が急速に増えることを想定しています。また、市民アンケートでは約5割の方が「人生の最期を自宅で療養したい」と答えています。
 併せて、入院病床の不足も見込まれ、入院せずに医療と介護を受けられるために「在宅医療・介護連携」の必要性が高まっています。

在宅医療とは

 在宅医療とは、おもに通院が難しくなった場合に、医師や看護師などに、自宅や施設などの生活の場に来てもらって、治療を受けることを言います。必要に応じて、歯科診療やリハビリ、栄養指導なども受けることができます。

在宅医療の基礎知識

  1. 病気であっても安心して暮らすことができます
    在宅医療のいちばんいいところは、住み慣れた場所で以前と同じように過ごせることです。
  2. 子どもから高齢者まですべての年代で受けられます
    病気を抱えた一人暮らしの高齢者や認知症と診断された方などは家で生活を続けることが難しいと思われがちですが、在宅医療と介護保険サービスをあわせて受けたり、家族や周囲の人に協力してもらうことで家で暮らし続けられる例もたくさんあります。
  3. さまざまな病気に対応できます
    脳や心臓などの病気で手術を受けた後やがんの療養、慢性的な病気では多くの場合で在宅医療を受けることができます。例えば、がんの場合には薬で痛みを和らげることができます。
    問診や採血などの検査、注射、点滴などの治療を行うほか、人工呼吸器などの医療機器を家でも安心して使用できます。
  4. 入院・通院するときと同じように医療保険が使えます
    在宅医療にかかる自己負担額は入院・通院のときと同じように、かかった医療費の1~3割となります。また、食事や入浴の介助など日常生活のサポートが必要なときには、介護保険を申請して要介護認定を受けることで、一定の自己負担額で介護保険サービスを利用することができます。
    介護保険の認定申請からサービス利用開始について
  5. 在宅医療と病院を併行して受診することもできます
    多くの人が症状や状態に応じて、在宅医療と病院とを併行して受診しています。

在宅医療のはじめかた

  1. 通院が難しくなったとき
    通院が難しくなったこと、在宅医療を受けることができないか考えていることをかかりつけ医に相談しましょう。あわせて、家で生活する中で不安に感じていることも伝えましょう。かかりつけ医がそのまま継続して在宅医療を行う場合もあれば、別の医師を紹介する場合もあります。
    また、すでに介護保険サービスを利用している場合は、担当のケアマネジャーにも相談しましょう。
  2. 入院しているとき
    まずは、病院のスタッフに退院後の生活について相談しましょう。その際、患者さん本人やご家族の「退院後は家に帰りたい」「家で暮らしたいが、不安がある」などの希望や不安を伝えてください。
    病院内のスタッフや必要に応じて家で在宅医療を担当する医師や看護師、介護の専門職と退院後の準備を進めるように提案してくれます。​​

在宅医療でかかる費用について

 訪問診療の費用には、治療計画に基づいた定期的な訪問にかかる費用と、必要に応じて往診した場合や、治療を行った場合にかかる費用があります。その他必要に応じて、訪問看護の費用、介護保険サービスの利用や、薬代、おむつなどの消耗品代や、診断書の発行費など利用されたサービス分がかかります。
 詳しくは、医療機関、ケアマネジャーなどにご相談ください。

在宅医療・介護連携の推進

 久留米市では、医療や介護が必要な状態となっても、できる限り住み慣れた地域で療養することができるよう、医療と介護のサービスを一体的に提供するため、医師会や介護サービス事業者等との協働により、在宅医療と介護の連携強化を図っています。

在宅医療・介護連携マップ

 市内4医師会は、訪問診療を行う医療機関や訪問看護ステーションなどが載った地図を各ホームページで公開していますのでご参照ください。

【医療・介護関係事業所の方へ】在宅医療・介護連携センターについて

 地域の医療・介護の連携を推進するための拠点である「在宅医療・介護連携センター」は医療・介護従事者からの在宅医療等に関する相談対応や、多職種・多機関間の連携促進のための各種の研修、市民への在宅医療に関する普及啓発を行っています。
 市民(高齢者)の方の介護や福祉等に関する相談は、お住まいの地域を担当する地域包括支援センターまでお問合せください。
 
地域包括支援センターの連絡先はこちら

在宅医療・介護連携センター一覧
名称 住所 担当する地域 電話番号 FAX
在宅医療・介護連携センター
久留米
久留米市櫛原町45
(久留米医師会内)
久留米市
(田主丸町、北野町、
三潴町、城島町を除く)
0942-34-4163 0942-31-1156
在宅医療・介護連携センター
小郡三井
小郡市上岩田1246
(小郡三井医師会内)
久留米市北野町、
小郡市、大刀洗町
0942-65-6448 0942-65-6449
在宅医療・介護連携センター
大川三潴
大川市大字郷原482-24
(大川三潴医師会内)
久留米市三潴町・城島町、
大川市、大木町
0944-87-2611 0944-87-1153
在宅医療・介護連携センター浮羽 うきは市吉井町347-17
(浮羽医師会内)
久留米市田主丸町、
うきは市
0943-75-8077 0943-75-3490

開所時間:平日(月曜日から金曜日)の午前9時から午後5時まで(祝日、年末年始、お盆休みの8月13から15日は除く)

関連サイト

このページについてのお問い合わせ

 健康福祉部保健所健康推進課
 電話番号:0942-30-9729 FAX番号:0942-30-9833 電子メール(専用フォーム)でのお問い合わせ

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