トップ > 健康・医療・福祉 > 障害者支援・地域福祉・生活支援 > 支え合い活動の今に迫るWEBコラムシリーズ > WEBコラム【第9話】ヒト・モノ行き交い、広がる可能性

WEBコラム【第9話】ヒト・モノ行き交い、広がる可能性

更新日:202101190936


シリーズ「みんなで生きる、みんなが活きる」【第9話】

ヒト・モノ行き交いトップ画像

記事はPDF版もありますPDFファイル(2338キロバイト)このリンクは別ウィンドウで開きます

ファッションショー、ギターで合唱。他のサロンが目の前に

 「わからんけど、とにかくやってみよう。遊びが大事よ」。
 住民が校区コミュニティセンターや地域の集会所などに集まり、軽運動やおしゃべり、脳トレなどを行う “サロン”。生きがいや仲間づくり、居場所づくり、介護予防などに役立ちます。
 コロナ禍でつながりの大切さが再確認され、江上校区まちづくり委員会は新たな動きを始めました。同校区の5つのいきいきサロンをビデオ会議支援アプリ「Zoom(ズーム)」でつないだ交流会の開催です。同校区の池口隆会長は「まずは体験。きっと今後につながるから」と話します。

池口会長のインタビュー風景

インタビューを受ける池口会長。若い頃から撮り続けてきた写真撮影の経験を、まちづくりのいろんな場面で生かしています

 開催は11月17日。Zoomの画面上にすべてのサロン会場が映し出され、順番に発表します。ある会場では手作りエプロンのファッションショー、別の会場ではギターの伴奏で合唱、手作りゲームの説明と実演などが披露されました。単なるサロンの活動紹介だけでなく、映像から雰囲気や工夫しているポイント、そこに参加している人の顔ぶれまで、実際に見ることができました。

原武さんの家を訪ねた千代島さん

揚田公民館のサロン。ファッションショーで披露されたのは、サロン活動着となっている「ニューエプロン」。色鮮やかな衣装で他会場を沸かせていました

きっかけは社協の思いとプラットフォームの存在

 この取り組みのきっかけは、中間支援組織同士で互いの力を生かし合おうと生まれた動き「ICU=Ikigai Coordination Unit(生きがいコーディネーションユニット)」の存在でした。市民活動サポートセンター「みんくる」や筑後川防災施設「くるめウス」、それに、サロンの開催支援をしている市社会福祉協議会などが参加しています。

ICU会議の様子

コロナ禍での機能不全がきっかけで始まったICU。月に1回集まり、どんな状況でも動き続けられるよう、コラボ企画などを検討しています

 同協議会の橋口康宏さんは、コロナ禍で停滞しているサロン活動をなんとか活性化したいと思っていました。「ICU会議でお互いにできていないことを言い合おうという機会があって。それでサロンの話をしたら、みんくるのオンラインサポートと組み合わせるのはどうかということに。ICUメンバーの全面バックアップを受け、サロンのオンライン展開が実現したんです」。

橋口さんのインタビュー風景

橋口さんは江上校区の担当コーディネーター。「これからも住民のつながりづくりを、オンラインも生かしながら進めていきたい」と話します

 そこで話を持ち掛けたのが江上校区でした。同校区は、コロナ禍でサロンがストップした時期も、地域包括支援センターのお知らせチラシに手紙を添えて、サロンに参加している高齢者宅に配るなど、できる活動を続けていました。「とても積極的な校区で、話はスムーズに進んでいきました」。

“できない”ではなく“できること”に挑戦

 提案を受けた池口会長は、「今年に入ってコロナでできないことが増えていたので、何か打開策はないか、社協に相談しようとしていた時でした」。オンラインの導入は、人材も機材もない中、自分たちだけで実現するのは困難。「できないではなく、できることを考えたいんです。オンラインを体験できる絶好の機会。とにかくやってみることを最優先に考えました」。
 試験的な側面もあった交流会でしたが、参加者の声は上々。他のサロンの開催風景を見るのは初めてという人がほとんどだったこともあり、「純粋に楽しかったという声から『ITは難しいと思っていたけど、孫とスマホをやってみようかなって思った』といううれしい声もありました。やはりやってみることが大事ですね」。

交流会本部の様子

本部にはみんくるスタッフと社会福祉協議会職員。司会と全体の画面調整を担いました

できることが増えれば、住民も楽しい

 この体験は、次の展開につながりました。交流会から約半月後、「江上校区オンライン文化祭」を開催。会場の様子を生配信し、画面越しでも楽しめる企画を並べました。
 池口会長は、今後、城島地域全体に交流の輪を広げたいと話します。「オンラインを使っていく上で、必要な物が分かった。城島には5つの校区がある。それぞれに通信機材を1台ずつ持ち、どこかの校区でやるときに持ち寄ればいい。それに、必要な人材もはっきりした。交流エリアが広がればいろんな人材と出会える。その中には必要な技能を持った人も居ると思うんです。ヒトやモノが行き交えば、地域でやれることは増えていく。そうすれば、参加する人が楽しめるはずです」と楽しそうに話します。

オンライン文化祭和傘づくり風景

12月11日と12日に開催されたオンライン文化祭の一コマ。「城島和傘」の制作過程をオンラインで配信しました

オンライン文化祭ロマン自慢大会

同文化祭の一コマ。いろんな人のロマン話を聞き、地域やつながりの大切さを感じる企画「ロマンじまん大会」を実施。発表者への賛辞はロマン手袋を掲げて「ロマン!」

(第9話終わり)


この動き「くるめ支え合うプラン」ではどの取り組み?

10.地域コミュニティ組織への支援

くるめ支え合うプランのページへ

WEBコラムシリーズの記事一覧はこちら

支え合い活動の今に迫るこのシリーズの記事一覧は下のリンクから。
WEBコラム「みんなで生きる、みんなが活きる」

このページについてのお問い合わせ

 健康福祉部地域福祉課
 電話番号:0942-30-9173 FAX番号:0942-30-9752 電子メール(専用フォーム)でのお問い合わせ

▲このページの先頭へ