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更新日:2024年08月08日 10時15分
明治政府による太政官布告(「解放令」)により、身分制度は廃止されましたが、人々の差別意識は残ったままでした。社会問題となった部落差別に対し、被差別民衆が立ち上がり1922年、京都の岡崎公会堂で全国水平社が創立され、翌年、全九州水平社、全筑後水平社の創立へとつながりました。
それから100年が経ちました。しかし今でも、全国で結婚、就職などにおける部落差別が問題となっています。それは、我が国固有の人権問題であり、憲法が保障する基本的人権にかかわる重大な社会問題です。
私たちは、この事実を受け止め、差別をなくすために行動し、人権が尊重される社会をつくっていきましょう。
1923年12月23日、久留米市の恵比須座に被差別部落出身の人々だけでなく、その運動に賛同する人が集まり、全筑後水平社創立大会が開かれました。1922年3月3日の全国水平社創立大会をきっかけにして、日本全国で水平社が立ち上がっていきます。その一つが全筑後水平社です。多くの水平社は、部落差別をはじめあらゆる差別をなくす運動をいろいろな組織と連携し進めていきます。水平社にかけられた願いや思いを多くの皆さんに知っていただき、あらためて同和問題について正しく学び、部落差別をなくすために行動するきっかけにしていただくことを願い、特別展を開催します。