トップ > 計画・政策 > 人権・同和問題・男女平等 > 人権啓発 > 共に生きる(広報紙) > シリーズ【63】「支えあい」が暮らしを豊かに
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更新日:2026年08月01日 09時00分
目が見えない・見えにくい人やその家族のサポートを行ったり学びあう場を作ったりしている「心眼ハート?あいず」の長谷部寿子さんに聞きました。
長谷部寿子さん
心眼ハート?あいずの代表。佐賀県立視覚障害者情報・交流センター「あい さが」や、子どもへのゲストティーチャーなどで啓発活動を実施
私は幼い頃、未熟児網膜症を発症したため今でも左目だけがかすかに見える程度です。中学まで盲学校(現在の視覚特別支援学校)に通い、地元の高校に進学。友達や学校から特別扱いされることはなく、板書が見えない時は授業のノートを見せてもらうなど困った時に自然と支えてもらいました。周りの人に支えられて過ごすうちに、私も誰かの力になれることないかと考えるようになりました。
社会人になって勤めた盲児施設では、目が見えにくいことでつらい思いをすることも。しかし、上司からは「視覚障害のある子どもを理解できるのは、同じ境遇のあなただけ」と言われ、はっとしました。
葛藤はありましたが、できないことは周りにお願いすることに。その分、できる仕事は率先してやろうと仕事への意識が変わりました。「人に支えてもらうことは、迷惑をかけること」と思うかもしれませんが、障害の有無に関わらず人の支えなく生活できる人はいません。互いに、自然に支え合う関係を作ることが大事だと気づきました。
支え合う関係になるには、相手を知ろうとすることが大切です。困っている様子の人を見かけたら「何か理由があるのかな」と想像して声をかけてみてください。その声かけが相手にとって希望になります。自分から「困っています」と伝えることも大切。互いに理解が深まることで、困りごとが解決できるかもしれません。車いすが必要な友人と一緒に買い物に行くと、私は車いすが押せるし、友人は私に商品を説明してくれます。小さなことでも、困りごとが分かれば力を合わせられるし、一緒の時間も楽しめますよ。助け合いを広げ、誰もが過ごしやすい社会にしていきたいですね。