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更新日：2021年11月24日 15時11分
高年齢者・障害者の積極的雇用、仕事と家庭の両立支援を積極的に行っている事業所、労務管理の改善などに努めた市内事業所を表彰することにより、地域の雇用促進・安定に資することを目的とし、昭和53年度から実施しています。
「障害者雇用優良事業所」
オレンジライフ株式会社
久留米市三潴町西牟田4450-１
障害者雇用の分野において、継続して障害者を雇用している。特に、知的障害者を積極的に雇用している。
（注意）障害者雇用率 5.67パーセント（法定雇用率1.8パーセント）
「仕事と家庭の両立支援モデル事業所」
株式会社 赤ちゃんの城
久留米市津福今町373‐1
仕事と家庭の両立を支援する諸制度が充実しており、育児休業は育児休業法の施行前から多数取得実績がある。
事業内容 生鮮食料品宅配
オレンジライフ株式会社は、現在障害のある人を10人雇用（身体障害者2人、知的障害者8人）しています。洗浄や仕分け、惣菜作りの作業を障害の程度に応じて割り当てるなどの工夫をし、障害のある人にとって働きやすい環境づくりに取り組んでいます。会社では「熱心に働いてくれる。会社にとって大切な人材であり、今後も採用を続けていきたい」と前向きです。
また、障害のある人の職場定着率も高く、長い人は平成6年から仕事を続けています。現場担当の方も「障害を持つ従業員には長く務めてもらえるように、皆で助け合い、時には皆で話し合いをして楽しく仕事ができるように取り組んでいます」と話されました。福田社長は「長く勤務している先輩がいることで、他の従業員が安心して仕事を続けられると思う。また、職場の雰囲気が良く、皆仲が良いですね」とおっしゃっています。 さらに、「障害を持つ方を適材適所に配置することにより得られる力は、企業にとってとても大事な力になっています。また、今後は障害者の分野だけでなく、高齢者や両立支援の分野において、働きやすい環境を作っていきたい」と力強く語られました。
洗浄作業に取り組む平尾さん。
一時も休むことなく元気に働いています。
勤続年数が最長の庄山さんは、惣菜作りコーナーでパックに惣菜を形良く詰める作業をしています。
洗浄の作業をしている４人はチームワークが良く、洗浄レールの規則正しい動きに合わせて、リズミカルに明るく作業を進めています。
事業内容 ベビー用品の企画製造販売（ベビー寝具・新生児衣料・育児雑貨）
イキイキと、そして笑顔の素敵な江口 扶美さんは商品企画室のチーフデザイナーとして多忙な日々を過ごしています。そんな江口さんは、男の子と女の子の2人の子を持つお母さん。今までに2回の育児休業を取得しました。今は育児短時間勤務を利用して仕事をしながら子育てをしています。育児休業を取る事で「職場に迷惑をかけるのでは」、「職場に復帰できるのか」と悩んだそうですが、先輩や同僚は「心配しなくていいよ」「大丈夫だよ」とやさしく声をかけてくれたそうです。
株式会社 赤ちゃんの城では、育児休業を設け、昭和63年から実績も数多くあります。そのため、社員は先輩の話を聞いて安心して育児休業に入ることができ、出産後職場に復帰し働き続けるのがあたり前という雰囲気があります。また、ベビー用品の製造という業種なので、赤ちゃんは1人より2人、2人より3人と出産を奨励し、育児支援は会社としても最も力を入れているところです。
江口さんは、「職場には若い人も多く、後輩から刺激を受けることで、気持ちが若く元気でいられます。また、デザインする時にこんなデザインが子供に似合うんじゃないかな、と子供を意識したデザインができるようになりました」と話します。子どもをもった事が、さらに良い仕事へと繋がっているようでした。
「短時間勤務制度のお陰で、育児をしながら仕事を続けることができます。仕事を通じて社会とふれあう事ができ、やりがいを感じます」と話す江口さん
