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久留米市内の指定・登録文化財
更新日:2024年11月08日
10時42分
久留米市には、九州一の大河筑後川や耳納山系をはじめとする豊かな自然に育まれ、先人達から連綿と受け継がれてきた歴史的な遺産が数多く存在します。
これらの文化財の中で重要なものを重点的に保護するため、国や都道府県および市町村は、文化財を指定・登録することで保存と活用を図っています。指定文化財にはその種類に応じて現状変更等に一定の制限が課されています。一方、市では修理等に対して補助を行うなど、保存および活用のために必要な取り組みを行っています。
現在、久留米市内には28件の国指定文化財を含む176件の指定文化財と15件の登録文化財があります。
久留米市内の指定・登録文化財件数(令和6年4月1日現在)
令和6年4月1日現在
種別 |
|
国 |
県 |
市 |
合計 |
有形文化財 |
建造物 |
3 |
8 |
11 |
22 |
絵画 |
3 |
4 |
4 |
11 |
彫刻 |
4 |
3 |
11 |
18 |
工芸品 |
0 |
3 |
4 |
9 |
書跡 |
2 |
1 |
0 |
3 |
典籍 |
0 |
0 |
0 |
0 |
古文書 |
1 |
0 |
6 |
7 |
考古資料 |
0 |
3 |
9 |
12 |
歴史資料 |
0 |
0 |
3 |
3 |
小計 |
13 |
22 |
48 |
83 |
無形文化財 |
|
1 |
0 |
0 |
1 |
有形民俗文化財 |
|
0 |
5 |
26 |
31 |
無形民俗文化財 |
|
1 |
2 |
7 |
10 |
史跡 |
|
10 |
6 |
8 |
24 |
名勝 |
|
0 |
0 |
1 |
1 |
天然記念物 |
|
3 |
7 |
16 |
26 |
選定保存技術 |
|
0 |
0 |
0 |
0 |
小計 |
|
28 |
42 |
106 |
176 |
登録有形文化財(建造物) |
|
15 |
0 |
0 |
15 |
合計 |
|
43 |
42 |
106 |
191 |
令和6年度新たに追加指定された文化財
田主丸古墳群(益生田古墳群)


- 指定年月日:令和6年10月11日
- 所在地:福岡県久留米市田主丸町益生田
- 時代:古墳時代(6世紀)
- 区分:国史跡
- 概要:田主丸古墳群では多くの装飾古墳が確認されています。ただし、益生田古墳群で発見された装飾は、顔料(絵具)で描くものではなく、工具で石を敲(たた)いて人物や円文を表現しているものです。この技法による装飾は、田主丸古墳群で初めて確認された極めて珍しいものです。
令和5年度新たに登録された文化財
旧國武合名会社綿糸部店舗及び倉庫

- 登録年月日:令和6年3月6日
- 所在地:福岡県久留米市日吉町71番地4
- 所有者の氏名または名称:個人
- 時代:大正11年
- 区分:建造物
- 概要:久留米旧城下に位置する久留米絣製造販売業の旧店舗および倉庫です。旧店舗は木造2階建ての入母屋造(いりもやづくり)で、その北側に木骨煉瓦造(もっこつれんがづくり)の倉庫が接続しています。屋根は桟瓦葺(さんかわらぶき)で、腕木を重ねた出桁(だしげた)が庇を廻らす豪壮な外観です。旧店舗の西妻側には社標が掲げられ、建物のアクセントとなっています。
旧國武合名会社倉庫

- 登録年月日:令和6年3月6日
- 所在地:福岡県久留米市日吉町117番地1
- 所有者の氏名または名称:個人
- 時代:明治時代後期
- 区分:建造物
- 概要:久留米旧城下に位置する久留米絣の旧倉庫です。二階建ての木骨煉瓦造(もっこつれんがづくり)で、外壁は鉱滓煉瓦(こうさいれんが)を小口積みしています。建物内部の各階は板敷で、天井はなく和小屋の小屋組みが見える造りとなっています。中央西寄りにアーチ型の鉄扉を備えた入り口があり、社標が掲げられています。地域の歴史的景観をつくる貴重な建物です。
令和5年度新たに指定された文化財
高良大社文書(百四十六通)
- 指定年月日:令和5年6月27日
- 所在地:福岡県久留米市御井町1
- 所有者の氏名または名称:宗教法人高良大社
- 時代:平安時代から明治時代まで(10世紀から19世紀まで)
- 区分:国重要文化財(有形文化財)
- 概要:高良大社は筑後国一宮であり、高良山の中腹に鎮座します。この文書群は、江戸時代以前、大祝職を務めた鏡山家、大宮司職を務めた宗崎家、神仏混淆のなかで仏教を司る座主家の三家に伝わった文書から構成され、年代は平安時代から明治時代まで(10世紀から19世紀まで)に及びます。特に天慶7(944)年の筑後国解写(ちくごこくげ)は、筑後国内の神々の名称を書き上げたもので、日本最古の国内神名帳の内容を伝えます。また、室町時代から安土桃山時代までに九州の諸大名やその家臣が三家に宛てた文書が豊富であり、九州の歴史上、極めて貴重な内容を有する文書群です。
令和4年度新たに登録された文化財
篠山神社本殿・拝殿・中門・透塀

- 登録年月日:令和4年10月31日
- 所在地:福岡県久留米市篠山町444
- 所有者の氏名または名称:宗教法人篠山神社
- 時代:明治12年
- 区分:建造物
- 概要:篠山神社は、久留米藩主有馬家の居城であった久留米城跡に所在します。明治維新後の明治12(1889)年、廃城となった久留米城の本丸跡に建立されました。神社には、久留米藩初代藩主有馬豊氏と7代藩主頼徸、10代藩主頼永、11代藩主頼咸、14代当主の有馬頼寧が祀られています。端正かつ堂々たる構えの本殿と開放的な大型の拝殿、その中間に立つ平唐門形式の中門、本殿を囲む透塀が厳粛な境内を構成しています。
指定文化財についてくわしく知りたい
久留米市では平成25年3月31日現在の国、県、市の指定文化財及び国の登録文化財を収録した「郷土の文化財」を発行しています。「郷土の文化財」は1冊500円(税込み)で販売しております。
また、平成20年3月31日現在の国、県、市の指定文化財及び国の登録文化財については、郷土の文化財(1番から51番まで)及び郷土の文化財(52番から104番まで)のページでご覧いただけます。
令和5年10月1日現在の久留米市内の指定文化財一覧については、久留米市のオープンデータカタログサイトにて公開しております。ご活用ください。
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