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更新日:2023年09月01日 01時05分
ヒトや動物に感染すると、重篤な症状を起こすこともある細菌感染症です。国外では中南米・東南アジア等、熱帯や亜熱帯地域での流行がみられます。国内では淡水(河川や親水公園等の水辺)での野外活動やペットを介しての感染、都市部ではネズミが多い場所等での感染例が報告されています。また、福岡県内でも川遊び後のレプトスピラ感染疑い事例が発生しており、注意が必要です。
野生の小動物等の腎臓や尿管に保菌されており、その動物の尿で汚染された水や土壌への接触または経口感染によるものが主な原因です。
一般的な潜伏期間は5~14日で、発熱、悪寒、頭痛、腹痛、嘔吐、筋肉痛、結膜充血等の症状が出ます。感冒様症状のみで軽快することもありますが、重症化すると黄疸、出血、腎障害を伴うようになります。治療の開始が遅れると、致命率が上昇するとの報告もあります。
河川や親水公園(水辺に親しめるエリアのある公園)等、淡水の水辺へのレジャーへ行く際は、以下のことに注意しましょう。
レプトスピラ症は、「感染症の予防および感染症の患者に対する医療に関する法律」において届出基準を満たした場合、ただちに最寄りの保健所への届出が必要な四類感染症です(法第12条関係)。
また、以下にポスターを作成しています。必要時ご利用ください。