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更新日:2025年06月26日 10時58分
「たばこを吸わない人が自分の意志と関係なく、他人のたばこの煙を吸わされること」をいいます。
たばこの煙には、発がん性物質が約70種類あり、喫煙者本人だけでなく、周囲の人にも健康への悪影響が及びます。
受動喫煙により脳卒中、肺がん、虚血性心疾患などの危険性が高まります。また、乳幼児突然死症候群(SIDS)、喘息などとも関連があることが報告されています。
厚生労働省ホームページ「なくそう!望まない受動喫煙。」
2019年7月から、病院や学校、行政機関で原則敷地内禁煙のルールがスタートしました。そして2020年4月、飲食店やオフィス・事業所などでも、原則屋内禁煙となるほか、20歳未満の方の喫煙エリアへの立入禁止などを加えた改正健康増進法が全面施行されます。
改正法は、以下のような3つの基本的な考え方を趣旨とし、関係する権限を有する人々が講ずる措置を定めたものとなっています。
くわしくは、受動喫煙対策(厚生労働省ホームページ)をご覧ください。
施設の類型 | 第一種施設![]() |
第二種施設![]() |
---|---|---|
対象施設 | 子どもなど20歳未満の方、患者、妊婦が重たる利用者である施設 例)病院、学校、児童福祉施設行政機関など |
第一種施設以外のすべての施設 |
内容 | 原則敷地内禁煙 | 原則屋内禁煙 |
施行日 | 2019年7月1日から | 2020年4月1日から |
経過措置 | なし | 既存の経営規模の小さな飲食店に限り経過措置として標識掲示により喫煙可 |
2019年1月24日より、喫煙者の配慮義務、喫煙場所を設置する際の配慮義務等に関する事項が施行されています。
厚生労働省において、喫煙室等設置の費用助成や受動喫煙防止対策の技術的な相談の受付等、支援事業が実施されています。くわしくは職場における受動喫煙防止対策(厚生労働省ホームページ)をご覧ください。
2020年4月1日から健康増進法の一部を改正する法律が全面施行され、「原則屋内禁煙」になります。
次の3つの条件をすべて満たしている飲食店(既存特定飲食提供施設)については、当面の間、店内の全部または一部を喫煙可能とできる経過措置があります。
経過措置の適用を受ける場合は、久留米市への届出が必要です。
1から3の3つをすべて満たしていることが必要です。
喫煙状況が利用者に分かるように、お店の主な出入口や店内の喫煙可能室の出入口に分かりやすく示した標識を掲示してください。
注意)ただし、管理権限者の責めに帰すことができない事由によって技術的基準を満たすことができない場合の経過措置や複数階に分かれている場合にはフロア分煙(上階を喫煙フロアとする)ことも別途定められています
既存特定飲食的教施設の要件に該当することを証明する書類として、店舗図面等の客席部分の床面積に係る資料、資本金の額や出資金の総額が記載された登記、賃借対照表、決算書、企業パンフレット等の資本金の額または、出資の総額に係る資料を備え保存すること
「喫煙可能室設置施設」であることを明らかにすること
(ホームページや看板等の媒体において行う場合は明瞭かつ正確に表示すること)
久留米市では、たばこが健康に及ぼす影響について知り、健康に対する意識を高めるため、啓発や禁煙支援等を行っています。
たばこは肺がんやCOPD(慢性閉塞性肺疾患)をはじめ、多くの疾患の危険因子です。たばこをやめることができないのは、ニコチン依存症になっているからです。
また、たばこの煙は喫煙者のみならず、周りの人の健康へも悪影響が及びます。受動喫煙防止については「受動喫煙防止について」のページをご覧ください。
毎年5月31日から6月6日までの1週間を「禁煙週間」として定めています。
禁煙週間には、久留米保健所や総合支所、保健センター、市民センターにポスターの掲示を行っています。
たばこをやめられない原因のひとつに「ニコチン依存症」があります。 これは治療が必要な病気のひとつとされており、禁煙外来では喫煙習慣の改善を目的とした専門的な治療を行っています。
禁煙外来を利用したほうが、自己流の禁煙に比べて禁煙成功率が高まることが証明されています。 また、一定の条件(461キロバイト)
を満たすことで、保険診療として治療を受けることが可能です。
(注意)現在、経口禁煙薬(チャンピックス)は出荷停止中です。医師とご相談のうえ、治療方法をご確認ください。
福岡県では、禁煙を希望する方を支援するため、薬剤師が「禁煙相談員」として配置された卒煙サポート薬局を設けています。 これらの薬局では、禁煙に関する相談や、個々に合った禁煙方法の情報提供を無料で受けることができます。
健康推進課では、禁煙に関する相談を随時受け付けています。 本相談は禁煙を強要するものではなく、禁煙に関心のある方への情報提供や支援を目的としています。 まずはお気軽にご相談ください。
6月から開始する集団けんしんの会場で、けんしんを受診した方に禁煙啓発チラシや禁煙啓発ウェットティッシュを配布します。
この機会に喫煙と健康について考えましょう。
未成年の喫煙防止を目的に児童生徒を対象とした「たばこと健康」教室を行っており、「未成年の喫煙防止・たばこの害に関する教育」を行う学校等に対して、教材をお貸しします。
対象:久留米市の小中学校等
費用:無料
健康教育のお申し込みや教材貸出依頼は、該当する書類を記載し、保健所健康推進課に提出をお願いいたします。