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更新日:2021年12月20日 16時08分
水をきれいにするためのいろんな施設(しせつ)やしくみを紹介(しょうかい)します!
ここで筑後川(ちくごがわ)から水を取りこんで、水の中のごみや砂を取りのぞきます。
そのあと、水はポンプで浄水場(じょうすいじょう)に送られます。
1日あたり、103,000立方メートルの水を川から取りこむことができます。
筑後川(ちくごがわ)の水を取りこみます。
農薬(のうやく)やかびのにおいなどを取りのぞくために活性炭(かっせいたん)を入れます。
浄水場(じょうすいじょう)まで水を送ります。
水そうの中にいるメダカの動きを観察して、どれくらい動いているかを測定します。
メダカの動きに元気がないときにはアラームがなり、水の状態がよくないことを教えてくれます。
川から取りこんだ水がどれくらいにごっているか、水の中にアンモニアや油がどれくらい入っているかなどを24時間、自動で測定します。
その結果を浄水場(じょうすいじょう)の中央管理室(ちゅうおうかんりしつ)で確認して、水の状態にあわせた水づくりを行います。
浄水場(じょうすいじょう)では、取水場(しゅすいじょう)から送られてきた水のにごりなどを取りのぞき、消毒(しょうどく)して飲める水にしていきます。
1日あたり103,000立方メートルの水をきれいにし、100,000立方メートルの水道水を作りだすことができます。
浄水場(じょうすいじょう)で最初に水が送られるところです。
水をきれいにするため、ここでポリ塩化(えんか)アルミニウム(PAC)という薬品(やくひん)を入れます。
PACは水のにごりを集めて沈みやすくします。消毒(しょうどく)のために塩素(えんそ)も入れます。
PACを加えた水を上に向かって流すことで、フロック(水の中の細かい土や砂をくっつけて、水に沈みやすいかたまりにしたもの)がつくられます。
フロックだけが沈むので、上のほうにあるきれいな水がろ過池(ろかち)に送られます。
フロック形成池(けいせいち)で、PACを加えた水をかき混ぜてフロックをつくります。
大きくなったフロックは横流式沈でん池(おうりゅうしきちんでんち)に沈むので、きれいなうわ水だけがろ過池(ろかち)に送られます。
沈でん池(ちんでんち)で汚れを取りのぞいたあとの水をさらにきれいにするため、急速濾過池(きゅうろくろかち)の砂の層をとおします。
沈でん池(ちんでんち)では取りきれなかった細かい汚れも、ここで取りのぞかれます。
できあがった水道水をいったんためておくところです。ここからみなさんのお家に水が届けられます。
久留米市には全部で6つの配水池(はいすいち)・配水場(はいすいじょう)があります。
放光寺配水池(はいすいち)
6つの配水施設(はいすいしせつ)の中でもっとも多くの水をためることができます。ほかの配水施設(はいすいしせつ)が配水していない地区に水を送ります。送る地区の広さも一番です。
山本配水池(はいすいち)
放光寺配水池(はいすいち)のすぐ近くにあります。主に山本・草野と、田主丸の一部の地区に水を送ります。
藤山配水場(はいすいじょう)
6つの配水施設(はいすいしせつ)の中で、2番目に多くの水をためることができます。藤山・藤光・荒木・上津・御井・国分などの地区に水を送ります。
高良内配水池(はいすいち)
御井・高良内・青峰などの地区に水をおくります。
西部配水場(はいすいじょう)
久留米市の西側の、城島・三潴地区に水を送ります。
石垣配水池(はいすいち)
もっとも小さい配水施設(はいすいしせつ)です。田主丸地区に水を送ります。
久留米市の汚水(おすい)は市内3か所の浄化(じょうか)センター(下水処理場(げすいしょりじょう))に集められます。
浄化(じょうか)センターの中でごみを取りのぞき、消毒(しょうどく)をしてきれいになった水は川へかえり、再び私たちのところに戻ってきます。
中央浄化(じょうか)センター
久留米市の主に中央部の地域の下水を処理(しょり)しています。3つのセンターの中で最大の下水処理能力(しょりのうりょく)があります。
南部浄化(じょうか)センター
久留米市の南部や東部の地域の下水を処理(しょり)しています。3つのセンターの中で、もっとも大きい施設(しせつ)です。
田主丸浄化(じょうか)センター
田主丸地区の下水を処理(しょり)しています。3つのセンターの中でもっとも新しく、2008年(平成20年)4月に運転を開始しました。
下水は道路にうめられた下水管(げすいかん)をとおって下水処理場(げすいしょりじょう)に運ばれます。
下水処理場(げすいしょりじょう)では、最初に沈砂池(ちんさち)と呼ばれる池で、大きなゴミや砂を取りのぞきます。
大きなゴミや砂を取りのぞかれた下水は、最初沈殿池(さいしょちんでんち)に入ります。
この池をゆっくりと流れていく間に、沈砂池(ちんさち)で沈まなかった小さなゴミや砂が底に沈んでいきます。
反応タンクでは、最初沈殿池(さいしょちんでんち)をとおった下水の中に空気を送ります。
すると、下水の中にいる微生物(びせいぶつ)が汚れを食べて水がきれいになっていきます。
たくさんの汚れを食べて増えた微生物(びせいぶつ)は活性汚泥(かっせいおでい)という大きなかたまりとなり、底に沈みやすくなります。
つりがね虫(大きさ:0.03~0.15ミリメートル)
つりがねのような形をしていることから名前がつけられました。
口の周りの繊毛(せんもう、小さな毛)を動かして、水中の細菌(さいきん)をかきよせて食べます。
セファロデラ(大きさ:0.12~0.14ミリメートル)
反応タンクで大きなかたまりになった活性汚泥(かっせいおでい)は最終沈殿池(さいしゅうちんでんち)の底に沈んで取りのぞかれ、上にはきれいな水が残ります。
最終沈殿池(さいしゅうちんでんち)の上ずみ水を塩素(えんそ)で消毒(しょうどく)して、安全できれいになった下水処理水(げすいしょりすい)として川へ流します。
マンホールは、地下にある下水管(げすいかん)などの点検(てんけん)や修理(しゅうり)、掃除(そうじ)のために人が地上から入ることができるようにつくられた「あな」のことです。
道路の上に見えているのはその「ふた」です。最近では市町村ごとにいろいろなデザインのマンホールふたがつくられています。
久留米市にも、地域の特徴(とくちょう)をデザインしたマンホールふたがあります。
みなさんはいくつ見たことがありますか?
久留米市のイメージキャラクター、くるっぱがデザインされたマンホールふたです。久留米シティプラザの近くにあります。南部浄化(じょうか)センターにも展示していますよ。
久留米市の花である久留米つつじ、市内を流れる筑後川(ちくごがわ)、耳納(みのう)連山がデザインされたマンホールふたです。
かっぱと田主丸の特産品である柿、ぶどうがデザインされたマンホールふたです。
久留米市の花であり、北野町を代表する花のコスモスと、筑後川(ちくごがわ)、耳納(みのう)連山がデザインされたマンホールふたです。
カササギをモチーフにした「インガットくん」や特産品である酒、鬼瓦(おにがわら)がデザインされたマンホールふたです。
おたまじゃくしをモチーフにした「たまるくん」や、特産品の黒松がデザインされたマンホールふたです。
久留米市では、近年の大雨による浸水被害(しんすいひがい)が発生している筒川流域(つつがわりゅういき)に対して、さまざまな浸水対策(しんすいたいさく)に取り組んでいます。
すでにある、水をためる貯留施設(ちょりゅうしせつ)に加えて、新しくハード面の対策(たいさく)を検討(けんとう)しているほか、ソフト面でも水門・樋門(ひもん)の開け閉めの状況を市のホームページで公表しているほか、ウェブ版のハザードマップの導入(どうにゅう)などをおこなっています。
また、お家の浸水被害(しんすいひがい)を小さくするために、雨水をためるタンクを設置(せっち)するための
補助(ほじょ)をしています。くわしくは下のページを見てください。