トップ > 組織からさがす > 農政部生産流通課 > お知らせ > ミカンコミバエ種群の予防的防除の実施について
更新日:2025年07月17日 15時42分
久留米市諏訪野町に設置している調査用トラップにおいて、令和7年7月2日に1頭のミカンコミバエ種群が発見されたため、予防的防除を実施します。ミカンコミバエがまん延すると、カンキツ類をはじめとする産地に大きな被害をもたらしますので、まん延防止にご協力をお願いします。
農林水産省門司植物防疫所及び福岡県が久留米市と協力し、令和7年7月15日に発見地点から2キロメートル圏内にテックス板を設置します。
テックス板は、一辺が約4.5センチメートルの植物質繊維の板に誘引剤と殺虫剤を含ませたもので、ミカンコミバエ種群のみを引き寄せます。
(注意)
テックス板には素手で触れないでください。
万が一、触れた場合は、すぐに石鹸等で洗い流してください。
ミカンコミバエは、果樹や野菜の果実に卵を産み付けます。取り残した果実や落下した果実、傷ついた果実などは、ミカンコミバエの発生源となる可能性があるので、放置せず地中深くに埋却、またはビニール袋に密封して処分するなどの対応をお願いします。
ミカンコミバエは、カンキツ類、柿等の果実や、トマト、イチゴ等の果菜類に大きな被害を与える害虫です。
毎年、台風等の強風により東アジア等から国内へ侵入していることが確認されているため、平時より農林水産省植物防疫所及び都道府県が連携し、侵入の有無を確認するためのトラップを設置して侵入を警戒しています。万が一、侵入が確認された場合は、国内定着を防ぐために直ちに防除対策を実施することとしています。