トップ > 計画・政策 > 予算・決算・財政 > 予算 > 平成29年度予算 > 平成29年度予算の概要
更新日:2024年02月22日 09時12分
日本全体が本格的な人口減少、超高齢社会に向かっており、労働力不足や市場の縮小、社会保障費の増大等が課題となり、とりわけ地方における影響が懸念されています。
そのような中、平成29年度は、健全財政を維持しつつ、第3次基本計画やキラリ創生総合戦略に掲げる施策を着実に前進させ、市民の皆様がこの地に誇りと愛着を持っていただけるまち、市外の皆様には、訪れてみたい、住んでみたいと思っていただける「日本一住みやすいまち・久留米」の実現に向けた予算を編成しました。
久留米市の平成29年度一般会計の予算規模は、前年度比1.9%増の1,359億8,000万円となりました。
歳入面では、主要な一般財源である市税は、個人市民税や固定資産税の増等により前年度比で2.2%の増、国から交付される地方交付税は、合併算定替の逓減などにより2.0%の減、借入金である地方債は13.5%の増となりました。なお、地方債の借入にあたっては、後年度において地方交付税で措置される有利な地方債の活用など、将来の財政負担の軽減に努めます。
また、様々な行政課題に対応するための財源として、主要4基金(財政調整基金、土地開発基金、都市建設基金、減債基金)を40億円活用することとしました。
一方、歳出面では、事業の選択と集中を図りながら、高齢者や子育て支援、地方創生の取り組みなど、住民福祉の増進や経済の浮揚に必要な事業を重点的に推進し、多様化する行政ニーズに最大限対応しました。
次に、特別会計のうち、国民健康保険事業は、収納対策の強化をはじめ、特定健診・特定保健指導の受診率・実施率の向上等に引き続き取り組み、被保険者の健康増進・医療費の適正化に努めます。介護保険事業は、保険給付の適切な実施をはじめ、介護予防の充実や認知症施策の推進など、地域包括ケアシステムの構築に積極的に取り組みます。
次に、公営企業会計は、安全な水の安定供給に取り組む水道事業会計に77億7,400万円、また、環境にやさしい安全・安心な下水道事業の展開に取り組む下水道事業会計に170億円を計上しています。
この結果、11特別会計及び公営企業会計を含めた平成29年度の久留米市予算総額は、2,518億5,200万円で、前年度比1.1%の増となっています。
区分 | 平成29年度当初予算額(A)【千円】 | 平成28年度当初予算額(B)【千円】 | 増減額(A-B)【千円】 | 増減率【%】 |
---|---|---|---|---|
久留米市予算総額(α+β+γ) | 251,852,000 | 249,068,000 | 2,784,000 | 1.1 |
一般会計(α) | 135,980,000 | 133,440,000 | 2,540,000 | 1.9 |
国民健康保険事業 | 42,220,000 | 43,090,000 | -870,000 | -2.0 |
競輪事業 | 18,326,000 | 17,870,000 | 456,000 | 2.6 |
中央卸売市場事業 | 331,000 | 341,000 | -10,000 | -2.9 |
住宅新築資金等貸付事業 | 9,000 | 90,000 | -81,000 | -90.0 |
市営駐車場事業 | 102000 | 87000 | 15000 | 17.2 |
介護保険事業 | 25,320,000 | 25,200,000 | 120,000 | 0.5 |
地方卸売市場事業 | 29,000 | 21,000 | 8,000 | 38.1 |
農業集落排水事業 | 237,000 | 238,000 | -1,000 | -0.4 |
特定地域排水処理事業 | 227,000 | 232,000 | -5,000 | -2.2 |
後期高齢者医療事業 | 4,184,000 | 3,897,000 | 287,000 | 7.4 |
母子父子寡婦福祉資金貸付事業 | 113000 | 107000 | 6000 | 5.6 |
簡易水道事業 | 0 | 21,000 | -21,000 | 皆減 |
特別会計合計(β) | 91,098,000 | 91,194,000 | -96,000 | -0.1 |
水道事業 | 7,774,000 | 7,562,000 | 212,000 | 2.8 |
下水道事業 | 17,000,000 | 16,872,000 | 128,000 | 0.8 |
公営企業会計合計(γ) | 24,774,000 | 24,434,000 | 340,000 | 1.4 |
平成29年度予算の概要(分割版)