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久留米市公共施設総合管理基本計画を策定
更新日:2023年03月31日
10時21分
久留米市公共施設総合管理基本計画
キラリ輝く未来へ、良質な公共サービスを提供し続けるために
わが国では、高度経済成長期に学校施設、文化施設、道路、橋梁、公園、上下水道等の公共施設を集中的に整備しており、現在これらの老朽化が急速に進行しつつあり、今後どのように維持更新していくのか、また、厳しい財政状況の中でどのように費用を捻出していくのかが喫緊の課題となっています。
久留米市でも同様に、都市の発展とともに社会的需要や市民サービスの向上を図るため、学校や文化施設などの様々な公共施設を整備してきましたが、近い将来、施設の改修や建替え等に要する費用が市の財政運営に大きな負担となることが予想されます。
さらに、人口減少や少子高齢化の進行、広域合併による都市環境の変化などに伴い、それぞれの施設を設置した当初に想定していた規模や機能などが、実態に即さない状況も予想されます。
このような公共施設の現状と課題を整理するため、平成26年度には、『久留米市公共施設白書』を取りまとめました。
そして、課題に対応していくための基本的な計画として、『久留米市公共施設総合管理基本計画』を策定しました。
キラリ輝く久留米の未来に向け、時代に即した良質な公共サービスを提供し続けられるよう、今後は、本計画に示す方針に基づく具体的な取組みを計画的に進めていきます。
計画の概要
基本的な事項
- 計画の位置付け
市の最上位計画である総合計画の円滑な推進を下支えする「久留米市行財政改革推進計画」の重点施策と位置付けています。
- 計画期間:平成27年度から平成37年度まで
- 対象施設:本計画の対象は、本市が保有し、又は管理する全ての施設を対象としています。
- 《建物施設》…小中学校、市営住宅、図書館、体育館、行政庁舎など
- 《土木・公園施設》…道路、橋梁、河川、公園
- 《上下水道施設》 …上水道、下水道など
- 計画の基本姿勢
将来にわたり、公共施設を通じた良質な市民サービスを提供し続けるため、以下2つの基本姿勢の両立を目指し、取組みを進めます。
- 《基本姿勢1》 安全と安心を守ります。
施設の老朽化や自然災害に備えるとともに、人口減少や少子高齢化等の社会環境の変化に柔軟に対応し、安全で安心して利用できる公共施設を目指します。
- 《基本姿勢2》 コスト縮減を徹底します。
施設の維持管理や運営を徹底して効率化するとともに、改修や建替え等にあたっては、施設の必要性、重要性、将来性等を見据え、計画的に実施します。
建物施設の推進方針
- 【推進目標1】施設の統廃合等により、施設面積を3%(3万平方メートル)縮減します。
(主な推進方針)
- 全ての建物施設を対象として保有量縮減を進めます。
- 建替えの際は、統廃合などにより総面積の縮減を進めます。
- 【推進目標2】コスト縮減や歳入確保により、効果額15億円を生み出します。
(主な推進方針)
- 管理契約の見直し等により施設維持運営コストを縮減します。
- 跡地売却や受益者負担の見直しにより歳入確保を図ります。
- 【推進目標3】施設の安全・安心の確保により、重大事故ゼロを目指します。
(主な推進方針)
- 施設の老朽度や危険度に応じ、計画的な点検診断を行う等、安全性の維持向上を図ります。
- 施設類型別取組方針:推進目標の達成に向け、21の施設類型毎に取組方針を定めています。
インフラ施設(土木・公園施設、上下水道施設)の推進方針
施設の安全性確保や長寿命化、維持管理経費の削減などの推進方針を定めています。
なお、インフラ施設については、橋梁や上下水道など施設類型毎に個別の計画を定めているものもあり、本計画の基本姿勢を踏まえた上で、それぞれの特性に応じ、計画的に取組みを進めます。
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