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更新日：2021年09月03日 11時43分
暴力団の壊滅に関する決議
久留米市では、昭和47年に暴力追放都市宣言を行い、官民一体となった積極的な暴追運動を展開してきた。本市議会においても、機会あるごとに暴力団の壊滅に関する決議を行うなど、暴力団の壊滅に向けた取り組みを推進してきたところである。
しかしながら、本市に本拠を置く指定暴力団道仁会は、長年にわたり多くの抗争を繰り返し、さらに、平成18年以降、浪川睦会との抗争事件においては、一般人を含めた多数の死傷者を出すなど市民に大きな不安と恐怖を与え続けており、安全で平穏な市民生活や健全な経済発展に悪影響を及ぼしている。
このような中、地元住民が中心となって提起した道仁会旧本部事務所撤去訴訟では、市民・警察・行政・議会等が結束して取り組み、昨年7月、裁判所の和解案に基づき、更地化した土地を市土地開発公社が購入後、本年9月には民間事業者への売却が決定し、全国初となる指定暴力団本部事務所の撤去という大きな成果を上げることができた。
また、北九州市では、指定暴力団の最高幹部2名を初め、主要幹部らが次々に逮捕されるなど、暴力団に壊滅的な打撃を与えるために警察の総力を挙げた取り締まりが行われているところであり、暴力団壊滅に向けた機運はこれまでにない高まりを見せている。
よって、我々はこの機を捉え、暴力団壊滅に向けた取り組みを一層進めるべく、引き続き、市民・警察・行政・議会等がさらに連携を強め、暴力団の脅威にひるむことなく地域社会一丸となって「暴力団のいない明るく住みよいまち久留米市」の実現に向けて、全力でまい進するものである。
以上、決議する。
平成26年12月2日
久留米市議会
