トップ > 健康・医療・福祉 > 保健・衛生・動物愛護(保健所) > 精神保健 > 新型コロナウイルス感染症に関する子どもの心のケアについて
更新日:2020年06月01日 11時29分
新型コロナウイルスの感染症の拡大や、拡大防止のための外出自粛・休業などの影響によって、子どもたちの生活にも大きな変化が生じています。子どもはストレスによる影響を受けやすいため、長期にわたる外出自粛や休校によって、心と身体に様々な変化をきたしているかもしれません。
さらに、長期間の休校が終わり、学校が再開すると、学校に行くことが「生活リズムや対人関係の大きな変化」としてストレスになることも考えられます。このような状況下では、不安や恐怖、怒りなどの感情が生じやすくなる「心の変化」や、不眠などの「身体の変化」が起こりやすくなります。これらの変化は「誰にでも起こりうる自然な反応」で、ほとんどの場合、自然におさまっていきます。
しかし、子ども自身は、ストレスによる自分自身の心や体の変化に気づきにくく、対処方法も大人のように身についているわけではないため、周りの大人がそうした心の不調に気づくことが大切になります。
「お子さんに変わった様子はありませんか?」チラシ(652キロバイト)
上手に話せない、指しゃぶりやお漏らしをする
寝つきが悪い、夜泣きをする
特定のものや場所を怖がる、不機嫌な状態が続く
大人にしがみつく、離れたがらない
自分で出来ることも手伝ってもらおうとする、甘える
怖い夢を見る、怖がって泣く
落ち着きがなくなる、はしゃぎすぎる、集中できなくなる
反抗的になる、わがままを言う、いじめる
起きている出来事を遊びとしてくり返す
学校に行きたがらない、学校での出来事を話したがらない
保護者の皆さんも、子どもたちと同様に心と身体に変化が起きやすい状況です。生活リズムを取り戻すことや家族でリラックスをして会話することなど、できることをやってみるとともに、「子供を支える側だから」と頑張りすぎず、市の相談窓口などへご相談ください。
学校が再開する前後の時期は、これまでの長期休校時の生活と大きく変わり、生活リズムが乱れ、心身が不安定になりやすくなることも考えられます。表情が暗い、食欲がない、落ち着かないなどに気づいたときは、ご相談ください。
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