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支援のあり方を考えた「久留米らしい重なり方デザイン事業」 成果報告

更新日:202305091152


久留米らしい重なり方デザインは願いを叶え合う支援

人と人、人と制度の関係性を捉え直す―

久留米市は、福祉サービスを生かして課題解決を目指す公的支援(フォーマル)と、隣近所や住民同士の支え合いの力(インフォーマルな支援)を重ね合わせて、多くの人が暮らしを支え合う「久留米らしい地域共生社会」を目指しています。そのための手法を探るために、令和4年度に「久留米らしい重なり方デザイン事業」と名付けた委託事業を実施。プロポーザルで受託者を募集しました。

10人のプレーヤーを中心に実行委員会が誕生

同事業設計の背景には令和2~3年度に実施した事業で得た数々の気づきがありました。募集に対して、「久留米AU-formal実行委員会」という任意団体が発足。プロポーザルの結果採択されました。
提案されたのは「願いを叶え合う支援」という手法でした。フォーマルとインフォーマルの重なり合った部分をAU-formalと定義し、「解決する支援」だけでなく「叶え合う支援」によって両者が融合されていく「AU-case project」という取り組みを展開。検証を進めるために「実践」「検証」「編集」の三つの事業に取り組みました。

実践を通じて検証した重なり方デザイン

約8か月で6家族に関わり、フォーマルとインフォーマルで重なり合い、叶え合う支援を掲げて試行錯誤。その過程を検証チームで現状を分析し、言語化・図解しました。「願いを叶え合う支援」の検証の末、以下の結果にたどり着きました。

  1. フォーマル(制度を活用し解決を目指す支援)とインフォーマル(制度を使わない住民同士の関わり)の2車線をセットにした支援が「願いを叶え合う支援」。インフォーマルだけで担うものではない
  2. 叶え合う支援のデザインは、フォーマルとインフォーマルの重なり合いが生まれやすくなる。加えて、専門的な知識を持たない地域住民も関わりやすくなり、支援の幅が広がる
  3. よって、この在り方を「久留米らしい重なり方デザイン」とする

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