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更新日:2026年09月01日 21時29分
9月23日は「手話言語の国際デー」です。手話はろう者と健聴者をつなぐ大切な架け橋。「配慮」ではなく、ちょっとしたコミュニケーションから始めれば、障害を越えて助け合う社会が広がります。
【問い合わせ先】障害者福祉課(電話番号:0942-30-9035、FAX番号:0942-30-9752)
久留米市ろうあ協会の瀧本大介会長に、日常でのコミュニケーションについて聞きました。
私は生まれつき耳が聞こえません。今は、補聴器と手話、口の動きを読み解きながら生活を送っています。障害者差別解消法の施行から10年がたち、障害者にとって少しずつ暮らしやすい社会になってきました。
一方で、スタッフがマスクを付けているお店や病院では、口の動きが読めなかったり、無人駅では情報が取れず、困ったりすることがあります。困っていることを相手に伝えれば対応してもらえますが、コミュニケーション支援ボードがあれば助かるなと思うことがあります。
音声を耳で聞き取ることが難しい「ろう者」ですが、デジタル化が進み、若い世代は手話と並行し、スマホの文字起こしアプリも使っています。一方、高齢者は、学校で手話が禁じられ、口での会話を強制された時代がありました。国語の教育を十分受けられず、今も読み書きが苦手な人が多くいます。情報を受け取る手段は人それぞれですが、ろう者にとって手話は生活に欠かせないものです。手話があれば、互いの思いは伝わる、手話の世界があることを知ってもらいたいです。
障害者への差別解消に向けて、必要なことは。
私は「アンコンシャスバイアス(無意識の思い込み)」の解消と、「ノーマライゼーション(共生社会)」の推進が必要だと思います。段差が減るなど、物理的なバリアフリーは進みましたが、心のバリアフリーが一番難しいですね。人々の中に受け止める余裕がないと、「配慮しなければならない」とマイナスに捉えられてしまいます。
令和8年7月に熊本地震が起きましたが、災害が起きるとインフラが復旧するまで数カ月かかることも。電気も電波も届かず、耳からの情報も入ってこない状況で、ろう者は孤立を極めます。災害時は命に関わることなので、情報を保障することは何より大切。ですが、ろう者は助けが必要な存在なんだという一方的な認識ではなく、「困った時はお互いさま」と共に助け合える関係性でありたいです。障害者を特別な存在にするのではなく、当たり前に対等に過ごせる公平な社会を作っていきたいですね。
令和8年7月には、久留米手話の会と一緒に市長とも災害時の対応について意見交換しました。
簡単なあいさつや自己紹介の手話表現を学べる全5回の連続講座を開催します。参加無料。
【問い合わせ先】障害者福祉課(〒830-8520 住所記入不要、電話番号:0942-30-9035、FAX番号:0942-30-9752)
子どもから大人まで、楽しみながら手話の世界を知ることができるイベントを開催します。参加無料。
あいさつから始めてみましょう。
38人の「好き」を集めた写真展
市民参加型の写真展「プラザあちこち写真館vol.2『あなたの好きを掘ると、新しいあなたがいた』」を開催します。写真家・文筆家の齋藤陽道と公募で集まった38人が撮影した写真を、等身大の布に印刷して館内に展示。
参加者が、撮影する場所や光の具合、相手との距離感といった好みを手話などで伝え、撮影し合った写真の数々。観覧無料です。