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更新日:2026年01月30日 10時00分
「世の人々の楽しみと幸福(しあわせ)の為(ため)に」。これは、石橋文化センター正門の石碑に刻まれた石橋正二郎氏の思いです。
石橋文化センターは、ブリヂストンの創業者である正二郎氏が、ふるさと・久留米を「楽しい文化都市にしたい」と昭和31(1956)年に久留米市に寄贈。その思いと郷土愛を受け継ぎ、訪れる人の楽しみと幸福のある時間を創り続けています。
令和8年、石橋文化センターは4月に開園70周年、久留米市美術館と石橋正二郎記念館は11月に開館10周年を迎えます。久留米の文化芸術を豊かに彩ってきた文化施設のこれまでとこれからを3回にわたって紹介します。
今回は久留米市美術館です。
久留米市美術館は、平成28(2016)年11月19日に開館しました。正二郎氏から市に寄贈された石橋美術館が前身。「とき・ひと・美をむすぶ」をコンセプトに久留米市の文化芸術の発信・創造の拠点としての役割を担っています。
この10年間で、日本美術や西洋美術、写真、デザインなど多様な展覧会を41回開催。56万人来館しました。
特に力を入れてきたのが「九州の洋画」。九州の近代洋画をさまざまな角度から見直す展覧会を数回にわたり開催。明治期の洋画をリードした地元・九州の画家たちにスポットを当ててきました。
他にも、吉田博や高島野十郎、古賀春江など地元ゆかりの芸術家の展覧会も積極的に開催。久留米の芸術的土壌の豊かさの発信や、継承に取り組んでいます。
令和4年には、石橋財団の支援により、大型エレベーターを備えたトラックヤードが完成。作品をより安全に搬出入できるようになり、展覧会の幅が広がりました。
一方、1階では、展覧会に合わせた美術講座やワークショップ、写真展や絵本の原画展を開催。気軽に美術館を訪れ、美術に触れられる機会を創出しています。
これからも親しまれる美術館として、取り組んでいきます。
開館10周年を記念し、東京のアーティゾン美術館から時代も国境も超えた名品80点が久留米にやってきます。
石橋財団が運営するアーティゾン美術館は、令和2年1月に開館。正二郎氏が昭和27(1952)年に開設したブリヂストン美術館が前身の美術館です。
約3000点に及ぶ石橋財団コレクションの始まりは、正二郎氏のコレクションです。正二郎氏は市出身の画家・坂本繁二郎と交流がありました。同郷である青木繁の作品の散逸を惜しんだ坂本。正二郎氏は、坂本から「青木の作品を買い集めて美術館を建ててほしい」と言われたことをきっかけに青木や坂本の作品を収集。ブリヂストン美術館の開館、ひいては石橋美術館の開館へとつながります。
本展では、かつて石橋美術館で展示されていた青木繁の「海の幸」が里帰り。見どころのひとつです。
アーティゾン美術館となって新たに収集された作品も出展。コレクションの幅を広げ続けているアーティゾン美術館の「いま」を紹介します。
会期:令和8年2月14日(土曜)から5月24日(日曜)までの10時~17時。月曜休館。2月23日(祝日)と5月4日(祝日)は開館。
入館料:一般1500円、65歳以上1200円、大学生以下無料。前売り券1200円。
販売場所:石橋文化センター情報サテライト(久留米シティプラザ2階)、観光案内所などで販売。
特別助成:石橋財団
【問い合わせ先】久留米市美術館(電話番号:0942-39-1131、FAX番号:0942-39-3134)
久留米市美術館とともに開館した石橋正二郎記念館は、正二郎氏の功績を紹介する日本唯一の施設です。開館10周年を記念し、石橋財団の支援を受けて設備やコンテンツを一新。令和8年2月14日(土曜)にリニューアルオープンします。
より多くの人に分かりやすく、正二郎氏の歩みや人となりを紹介します。