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更新日:2025年07月31日 10時00分
令和7年は終戦から80年。世界ではいまだに紛争や戦闘が繰り返され多くの命が犠牲になっています。
昭和20年8月11日、久留米でも空襲があり、市街地は焦土と化しました。当時の資料や悲惨な歴史を語り継ぐ人々の声を紹介し、平和について改めて考えます。
8月11日、10時16分。米軍の爆撃機53機が久留米の中心部に襲来。雨が降るようなザーッという音と共に、焼夷(しょうい)弾計159トンが本町交差点や金丸小学校などに次々に投下されました。着弾すると内部の油脂が燃えながら飛散。熱気で上昇気流も発生し、瞬く間に市街地が火の海になりました。
20分以上続いた空襲で市街地の7割が焼失。防空壕(ごう)内で焼死した人も多く、214人の尊い命が奪われ、重軽傷者は160人に上りました。家族や全財産を失い、行くあてもなく途方に暮れる多くの人々。その4日後、日本は終戦を迎えたのです。
六ツ門図書館展示コーナーでは、戦争が生活に深く入り込んだ当時の様子をさまざまな資料で紹介します。焼失した市街地の写真や、当時14歳の竹村逸彦さんが学校や空襲の様子を克明に記した「軍国少年日記」などを展示。市出身の軍医が戦地ビルマから妻へ送った手紙なども初公開します。
ピースフルくるめ推進協議会(以下、「ピースフルくるめ」)会長の楢原繁光さんと、久留米空襲を舞台にした演劇を制作している入部亜佳子さんに聞きました。
【問い合わせ先】総務課(電話番号:0942-30-9052、FAX番号:0942-30-9706)
日時:令和7年8月13日(水曜)18時30分~・14日(木曜)13時30分~、18時30分~・15日(金曜)13時30分~
会場:シティプラザ久留米座
内容:久留米空襲をテーマにした演劇
チケット:全席指定(大人2,800円、小中高生1,000円)当日200円増し。石橋文化センター情報サテライト(シティプラザ2階)ほかで販売。
【問い合わせ先】青色と灰色の境界線 製作委員会(電話番号:070-9080-5497)
日時:令和7年8月10日(日曜)13時30分~15時30分
会場:教育会館大ホール
内容:諏訪中放送部の平和メッセージ、被爆者の城臺 美彌子氏が講演「被爆80年 私はなぜ今も語るのか」
【問い合わせ先】筑後地区平和を守る女性の会の福田さん(電話番号:090-8417-7419)
日時:令和7年8月30日(土曜)までの9時30分~17時
会場:人権啓発センター
内容:子どもたちが書いた作文をパネルで展示。
【問い合わせ先】人権啓発センター(電話番号:0942-30-7500、FAX番号:0942-30-7501)
応募締切:令和7年9月30日(火曜)
対象:市内に住んでいる6歳から15歳
内容:「私にとっての平和」をテーマにした絵を募集。優秀作品は表彰。
【問い合わせ先】ピースフルくるめ推進協議会事務局(電話番号:0942-30-9052、FAX番号:0942-30-9706)
日時:令和7年8月15日(金曜)までの8時30分~17時15分
会場:本庁舎2階ホワイエ
内容:戦時中の様子や、久留米空襲、広島・長崎の被爆写真、絵画コンテスト優秀作品などの展示。
【問い合わせ先】ピースフルくるめ推進協議会事務局(電話番号:0942-30-9052、FAX番号:0942-30-9706)