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更新日:2025年03月31日 10時00分
増え続ける空き家。活用が少しずつ広がっています。その事例を紹介します。
【問い合わせ先】住宅政策課(電話番号0942-30-9139、FAX番号0942-30-9743)
2年前、青峰にある築51年の空き家を購入。リフォームして家族4人で住んでいます。実家より古く、両親は驚いていましたね。
購入とリフォーム費用を合わせても新築よりかなり安くできました。リフォームの一部は、市の補助金を活用しています。
客間と居間だった2部屋をひとつにしてリビングにしました。家に友達をたくさん呼びたいと思っていたので、大満足な広さです。水回りも新しくして、使い勝手がよくなりました。この広さの敷地と住宅を新築で購入するのは難しかったと思います。
古い建物ならではの風合いも気に入っています。キッチンの窓は、柄が入った昭和型板ガラス。ぜひ残したかったので、内窓をつけて断熱効果を上げました。他にも、庭を一望できる縁側は板を張り替え、食事などを楽しめるようにしました。
空き家の活用は、自分たちの思うように作り変えることができるし、元の建物の良さを生かすこともできる。そういうのも楽しかったですね。
御井町の住宅地に建つ築46年の住宅。持ち主は、実家をこのままにしたくないと悩んでいました。そんな中、僕たちが活用することを提案。改修し、庭付きシェアハウス「ウメニワ」として生まれ変わりました。
この住宅の自慢は広い庭ですが、すっかり荒れ果てていました。まずは庭からだと思い、大学生などの力を借りて、草や木を伐採し、きれいに。広いので、家庭菜園やバーベキューもできます。入居者や地域の人の交流の場にしたいですね。
住宅は、雨漏りの修理や個室を作るなど改修しました。費用は僕たちの負担ですが、その分、家賃を抑えてもらえました。
空き家を貸す、というと、持ち主が改修して貸し出す方法が多いです。けれど、あえて古い住宅をそのまま借りて、DIYなどで自分好みに改修したいという人もいます。空き家の活用方法はさまざま。大切な家をそのままにせず、ぜひ生かしてほしいですね。
関東地方に住んでいて、実家の管理が大変でした。改修しないと借り手がいないと思っていましたが、費用がかかるので、悩んでいました。半田さんたちが大切な庭も生かした形で活用してくれて、感謝しています。
市は、空き家を活用するための支援策をそろえています。
空き家の放置はリスクやデメリットばかり。適切に管理しましょう。