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ジョイナス2020年度 第49号

更新日:202103151511


あなたも参加できる!市民活動団体のご紹介

市民活動2団体をご紹介します !
この記事のPDF版 第49号 ボナペティPDFファイル(1482キロバイト)このリンクは別ウィンドウで開きます   くるめ災害支援ネット PDFファイル(1397キロバイト)このリンクは別ウィンドウで開きます

市民活動情報 ジョイナス

ボランティアグループ ボナペティの佐藤あい子会長と事務局長の田町菜穂子さん

 

 活動略歴    (発足:2014年6月)


「ボナペティ」とは、フランス語で「召しあがれ」という意味。子どもたちの食と心の貧困問題に向き合い、支援活動の場を広げている。

  •  多世代食堂「ぎおんさんの森食堂」

毎月第4日曜日
場所:府中公民館(御井町387)
参加費:子ども100円、大人300円

開催時間は季節により異なる

  •  フードドライブ(家に眠る食材の寄付会)

第2火曜、第4土曜の月2回
場所:活動事務所「ボナルーム」
御井朝妻1-11-21カーサ・エスメラルダB棟101

活動詳細はこちら :https://www.bona-kurume.net/このリンクは別ウィンドウで開きます

心の中に「平和のとりで」が築ける大人になってほしいと願いながら、子どもへの支援活動を続けている、会長の佐藤あい子さんと事務局長の田町菜穂子さんにお話を伺いました。

子どもの笑顔を増やしたい

 2014年、日本の子どもの貧困問題についての勉強会をきっかけに発足しました。活動の第一歩として始めたのは「おにぎり隊」です。ひとり親家庭の受験生を対象にした無料塾の主催者から、家に帰ってもご飯がないという子がいると聞き、少しでもお腹を満たして勉強の励みになればと開始しました。
 毎月2回、寄付でいただいた2升のお米を炊き、3~4人でせっせと握ります。「お店のおにぎりより、ごはんがぎゅっと詰まっていて美味しい!」と、子どもたちは喜んでいます。「私たちの愛がたっぷり入っているからよ!」と、伝えています。こうして昨年の新型コロナウイルスによる緊急事態宣言が出るまでの5年間、おにぎりを欠かさず届けていました。

こんな時だからこそ、もったいないをありがとうへ

 家庭に眠る食品などを集め、必要な人に配る「フードドライブ」の活動は、今年で6年目。支援を必要とする約70世帯に毎月2回配布しています。コロナ禍で、多くの人が関心を持つようになったこの取り組みは、一般家庭などで買い過ぎた食品、使わずに余っている食品を寄付してもらい、必要とする家庭へ届ける支援です。社会が不安定になっている今、多くの人が支援を必要としていると、強く感じています。
 一方で誰もが手軽に参加できる、支援方法として「フード・ボックス」があります。収集用の箱を職場などに置いてもらい、関心を持ってもらうもの。「ちょっと買い過ぎちゃったな」というその日のおやつから、インスタント食品やジュース、調味料など常温保存ができ、賞味期限が1か月以上ある食品をお願いしています。ひとつの箱を通じ、困っている人とつながることができます。さらに、この活動は、食べ物を廃棄せずに活用できるため、日本の大きな課題ともなっている「フードロス運動」につながります。

フードボックス設置の様子とコロナ禍以前のみんなで調理を楽しむ様子

わいわい賑やかな多世代食堂

 毎月1回開催している「ぎおんさんの森食堂」は、大人も子どもも一緒になって、作って食べる!を楽しむ場所として、たくさんの交流を重ねてきました。子どもに食事を提供するだけでなく、野菜を洗い、切り、食事を作るという体験を通して、普段の生活の中でも役立ててもらいたいと思っています。積極的に作ることを楽しんでいる子もいますし、「家でもお手伝いをしてくれるようになった」と保護者から嬉しい報告もあり、活動の励みになっています。
 また、この食堂は誰でも利用でき、いろんな人が関心を持ってくれています。学校の授業をきっかけに足を運んでくれている大学生は、パワフルな子どもと一緒になって遊んでくれたり、ご近所のお年寄りは、子どもと将棋を指したりと多世代の交流の場にもなっています。その他にも、近くの高良山へみんなでハイキングに出かけたり、太鼓の演奏会を開いたりと、食事だけではない、いろんな体験の機会も作っています。
 社会の課題でもある貧困の問題は、とても複雑ですが、孤立しがちな子どもたちに寄り添うことが大事です。子どもたちには、この場所で少しでも何かを得て、自己肯定感や幸福感を持つことにつながってほしいと思いますし、周囲の大人や地域の人には、こういった活動に関心を持ってもらい、子どもたちの現状や支援の重要性を考えるきっかけになればと思います。
 現在、多世代食堂は、新型コロナウイルス感染防止対策として、一緒に調理をしていませんが、一日も早く感染拡大が収まり、子どもたちと一緒にご飯の用意を楽しめる日が来ることを願うばかりです。

おにぎり隊の愛情入りおにぎりと小物づくりの様子

たくさんの応援に感謝

 私たちの活動に欠かせないものが「支援物資」です。私たちは、寄付で集まった着物や古布でメンバーが手作りしたあずま袋や腕カバーなどを販売し、運営費などに充てていますが、支援活動にはみなさんの協力が不可欠です。
 現在、個人の方はもちろん、市内の企業や商店、寺院など、本当に様々な方から協力をいただき、支援が必要な人に物資を届けたり、食事を提供したり出来ています。
 食堂の開設日には、活動を知った農家の人がたくさんの野菜を持ってきてくれて、その日のおかずが一品増えるなど、うれしいサプライズもあります。このように活動に賛同し、応援してくださるみなさんのおかげで、笑顔の輪が広がっています。

 物資協力のお願い
直接持ち込む場合
 フードドライブ実施日のみ活動事務所を開けています。
 実施日はホームページでお知らせしている他、事務所看板に表示もしています。
フードボックス設置
 物資が集まった時に連絡をいただければ、取りに伺います。詳しくは、ボナペティ事務局へこのリンクは別ウィンドウで開きます

市民活動情報 ジョイナス この記事のPDF版
第49号 くるめ災害支援ネット PDFファイル(1397キロバイト)このリンクは別ウィンドウで開きます

会長の藤沢 健児さん

 

活動略歴   (発足:2020年11月)


浸水被害の復旧・復興作業に必要な知識とスキルを持つ人材を育成することが大きな目的。被災時に近隣で助け合い、確実な復旧活動ができる地域づくりを目指す。浸水した家屋の復旧に必要なノウハウが学べる「床下対応講習会」を定期的に開催予定。

  •  災害支援人材育成講座

令和3年3月21日(日曜日)10時~15時
場所:総合福祉センター 2階大会議室
活動詳細はこちら
https://www.facebook.com/くるめ災害支援ネットハッシュ-102183968387800このリンクは別ウィンドウで開きます

頻発する豪雨災害の被災地に一番求められている支援活動とは何か。久留米市の被災地復旧活動に携わった経験から、課題を解決していこうと発足した団体の藤澤会長にお話を伺いました。

水害に事前の支援策を考える

 毎年のように起こる浸水被害に、少しでも早い「確実な復旧活動」ができるようにしよう!と、復興支援に携わる人たちの声をきっかけに生まれた、できたての団体です。
 近年、自然災害の中でも大雨による水害は、年々深刻な問題となっています。久留米市でも、毎夏のように大雨による水害が発生し、多くの家屋に浸水被害が起きています。被害にあった方々はもちろん、浸水のリスクが高いと想定されるエリアに住む人たちにとっては、生活を脅かす問題です。また、住んでいる場所に関わらず、だれもが被災者になり得るのが災害の怖さです。
 私たちは、そんな「もしも」の災害が起きる前にできる「支援策」はないかと考えました。被災後の復旧は、生活再建の重要な第一歩。その復旧作業をより迅速で確実にするために必要なノウハウを多くの人に知ってもらう場を設けようと活動を始めました。

コロナ禍での豪雨災害

 令和2年7月豪雨では、久留米市でも広い範囲で浸水被害が起きたため、久留米市社会福祉協議会が災害ボランティアセンターを開設しました。被害が大きい被災地に立ち上げられるもので、支援活動を希望するボランティアの受付や被災者の困りごとの調整などを担います。私も、すぐに駆け付け支援にあたりました。
 被災場所では、災害ボランティアセンターで受け付けたボランティアが住民と一緒に復旧活動を行いますが、新型コロナウイルス感染症の影響により、ボランティアの募集範囲は県内に限定され、作業にあたる人数も制限。また、ボランティアのスキルは様々で、出来ることが限られるため、床下浸水家屋への対応が不十分な状況が見られました。

復旧には知識とスキルも必要

 浸水した家屋の復旧は、流入した水を取り除く作業から始まります。重要なのは適切な方法で浸水箇所をしっかり乾燥させること。乾燥が不十分だとカビや腐食の発生などの二次的被害も考えられます。目の届かない床下などはなおさらです。また、衛生環境が不良な状態となった場合、消毒が必要になることもあります。家屋への被害を最小限に止めるためには、早い段階で正しい処置が理想です。
 作業に「正しい乾燥の仕方」や「水分を取り除く方法」をプラスすることで、住民が安心できる復旧活動が適うのです。

社会福祉協議会が開催した模型を使った床下対応講習会の様子

社協が開催した床下対応講習会の様子

模型を使った床下対応講習会

 令和2年7月豪雨の後、被害が大きかった大牟田市と久留米市で、実寸大の模型を使った床下講習会が開かれました。少しでも早く適切な処置ができるようにと、支援団体と社会福祉協議会が協力し開催したもので、一般の市民が参加できるものです。
 実寸大の模型は、和室と洋室の2種類があり、畳の上げ方から床下の土砂の撤去、水抜き、正しい乾燥の仕方が学べます。実寸大なので床下の構造もとても分かりやすく参加者に好評でした。

大学生の知識と力も活躍

 久留米市内でも同様の活動を充実させるために、社会福祉協議会が開いた講習会を参考に、自分たち専用の模型を製作中です。この模型づくりには、久留米工業大学の学生が、大学で学んだことを活かせると、ボランティアで協力してくれています。
 オンライン上で意見交換をし、和・洋室どちらも兼ね備えた模型作りに挑戦中です。とても頼もしく、若い世代にも災害支援への関心が広がることもうれしいですね。

オンライン上で意見を出し合う学生と教職員

オンライン上で意見を出し合う学生と教職員

みんなで一緒につくる安心できるまち

 世界で猛威を振るう新型コロナウイルス感染症は、社会の在り方や、生活スタイルも変えています。いつ起こるか分からない災害に対しても「私たちのまちは私たちで守る」という思いがこれまで以上に必要だと考えさせられました。
 「また起きてしまうかもしれない・・・」という不安に対して、準備をすることは安心感につながります。専門的知識とスキルを高めてより安全に、そして安心をプラスした住みやすいまちをつくるために、みなさんと一緒に災害支援のネットワークを広げていきたいと思います。

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