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ジョイナス2017第47号

更新日:202111241619


はじめの一歩はすぐそこに

ジョイナス表紙

平成29年九州北部豪雨 久留米市災害支援ボランティア(ボランティアバス)

ボランティア参加者 平成29年7月の九州北部豪雨の災害支援として、久留米市社会福祉協議会と久留米市の共催で、ボランティアバスを運行しました。7月13日から10月7日まで、延べ754人の世代を超えた数多くの市民ボランティアが、朝倉市で家屋の泥だしや側溝の清掃などの活動を行いました。参加者に、ボランティアに参加するきっかけや想いなどをお伺いしました。

長井孝仁さん 01 長井 孝仁(ながい たかのり)さん
朝倉市の隣の嘉麻市に祖父がいるため、他人事ではないと感じ、大学の夏休みを利用して災害支援ボランティアに参加。
ボランティアを通して出来た絆

 被災にあわれた方々は、大変な状況にも関わらず、とても親切で逆に私達が励まされました。現地は前向きな方が多く、土のう袋に「ボランティアさんありがとう」というメッセージが書いてあり、胸を打たれました。また、作業を通して様々な方と知り合うことができ、一緒に活動を続けることが出来ました。これからも様々なボランティアに参加したいです。

田村眞由美さん 02 田村 眞由美(たむら まゆみ)さん
熊本地震のときは仕事をしていたので、あまり参加できませんでしたと話す田村さん。被災地で何かお役に立てればと参加。
何度も活動を続ける原動力

 私の家庭では、幼い頃から母親が手作りの洋服を被災地へ送る活動などをしており、ボランティアはとても身近なものでした。現地に行ってみるとテレビで見るより、もっと被害が大きかったです。被災地の方々にお話を伺い、「スコップ一杯分の土砂出しだけでも助けになれば」と、継続して参加しました。

迎直樹さん 03 迎 直樹(むかえ なおき)さん
自衛隊が被災地で活動している姿をみて、自衛官OBの自分にも、手助け出来ることはないかと参加。
出来る範囲で気軽にやってみる
 被災地に行って被害の大きさを目の当たりにして、大変なことだと感じ、自分も出来る範囲でボランティアをさせていただこうと思いました。被災地では様々なボランティア団体が活動している中で、特に若い学生さん達の頑張っている真摯な姿に接し、70歳を過ぎましたが、「まだまだ若い者には負けられない」と思い、活動を続けました。

日本防災士会 久留米支部

日本防災士会久留米支部は、平成21年に支部を結成。防災士を中心に地域の防災知識の普及活動等を行うボランティアグループ。防災士以外の方でも加入でき、市外からの参加者も含め、現在、75名で活動しています。

04 支部長 江藤 正剛(えとう せいごう)さん
05 事務局長 田島 スマ子(たじま すまこ)さん

支部長 江藤正剛さん  事務局長 田島スマ子さん

地域に根ざした活動のきっかけ
地域の防災士は地域の防災・減災の啓発が第一です。防災士の務めとして組織的に活動しよう、地域に貢献や還元をしようという形で始めました。また、万が一災害が起きたときは、組織的かつ迅速な対応が求められます。平成29年九州北部豪雨では、東峰村の災害ボランティアセンターの運営や、久留米市の災害支援ボランティアバスの送り出しなどの活動を行いました。

日本防災士会久留米支部活動写真 私たちの地域の安全・安心のために
防災・減災の取り組みは、まちづくりや地域の安全・安心につながっています。防災士に限らず、何か地域活動を始めてみたい方は、ぜひお近くの校区コミュニティセンターにお声がけください。災害は自分の身近にあります。ご家庭でも日頃から防災のことを話題にし、常に備えることが大切です。

青木校区自主防災会

青木校区では、平成27年より毎月の「防災勉強会」や、全ての自治会への啓発等に取り組んでいます。

防災士 富田孝幸さん 06 防災士 富田 孝幸(とみた たかゆき)さん
まずは自ら動くこと
富田さんは合併に伴う消防団配置車の見直しを機に「初期消火や防災はもっと自分達で備えを強化しなければ、地域は守れない」との想いで12年前に自主防災会を発足しました。地域ぐるみの取り組みを積み重ね、様々な意見が出る中、女性からの賛同をはじめとして、少しずつ地域に浸透しました。
粘り強く、地域に溶け込むこと

富田さんが属する「四郎丸自治会」と「ふれいあの園(3階建て福祉施設)」は独自に災害協定を締結。自治会住民が施設の要援護者の救助をすることと、水害時は施設の3階を自治会住民の避難場所とすること等を取り交しています。

青木校区自主防災会のみなさん 防災は、人と人との積上げ方式で
防災や減災は、地域によって事情が異なるため、行政だけに頼らず、各人が当事者意識を持ち、主体的に考え行動していくことが大事です。そのために日頃からコミュニケーションが必要です。少しでも地域でできることを、自治会から校区へ、全市へ、広めていきたいと思います。

筑後川花火大会をみんなで見る会

筑後川花火大会等をはじめとする大きなイベントへの身体・精神・知的障害者等の参加をサポートし、障害者差別解消法の適正な運用を、各イベントの主催者にアドバイスする活動を行っています。
07 副実行委員長 楢崎 一広(ならさき かずひろ)さん
08 事務局長 田崎 千尋(たさき ちひろ)さん

副実行委員長 楢崎一広さん  事務局長 田崎千尋さん

先輩から後輩へ受け継がれる想い
楢崎 
同団体は、社会人と学生が一緒に活動しています。参加者の方々からの「ありがとう」とメンバーの「やってよかった」という想いが代々継承され、毎年活動を続けています。
考え方や視野が広がった

田崎 
参加者を花火大会に送迎し、花火を見てもらうとともに、参加者とボランティアの交流を行っています。車椅子の方の目線に合わせて話すことや補助の仕方に工夫をするなど、相手の立場に立つ姿勢が、私の中で育ちました。
地域の行事としての発展を期待

楢崎 
この活動の事が伝わり別の花火大会でも同じような活動が始まっていることを聞きました。活動の輪が、他の地域にも広がっていけばと期待しています。

パルキッズ久留米大学

平成22年6月に久留米大学の学生により結成し、現在は15名で、草野小学校を中心に、学校と家の間の子どもたちの地域の居場所づくりを行っています。

代表 井上亜美さん 09 代表 井上 亜美(いのうえ あみ)さん
活動で心がけていること

学校の先生と違った関係で、大学生だからこそ、子どもたちと近い立場で、友達のような感覚で関わることができます。常に元気でいることを心がけ、「やってみよう」という気持ちを持ち続けることが大切です。
子どもたちの成長や喜ぶ姿

子どもたちが楽しめるように考えて企画をしています。少し工夫をした時、子どもたちが喜んでくれるとやりがいを感じます。活動を通して、家事を進んで手伝うようになったという声や卒業した子どもたちが遊びに来て成長した姿を見ると、とっても嬉しいです。

活動風景 将来の地域につながる夢
「地域活動をしたい」という学生の想いと「学生の関わりで地域を活性化したい」という地元の想いがマッチングして実現した取り組みです。将来は、その地域の良さを引き出して魅力を再発見し、活性化する地域をつくる仕事をしたいと思います。

ファミリー・サポート・センターくるめ どっちも会員

活動風景 一時的な子育てを助け合う有償のボランティアです。
「おねがい会員」地域の中で子育ての手助けがほしい人
「みまもり会員」子育てのお手伝いがしたい人
「どっちも会員」両方をかねる会員
久留米市では、
おねがい会員1,137名、
みまもり会員359名、
どっちも会員87名、
計1,583名が登録しています。(平成29年10月1日現在)

飯島寧子さん 10 飯島 寧子(いいじま やすこ)さん
会員になったきっかけ

もともと子どもに係わる仕事をしていました。出身が関東で、夫の転勤により様々な地域に住みましたが、大変な時に周囲の方に助けてもらったので、私にもできる事があればと講座を受け、会員になりました。
家族の協力や理解が活動の支えに

みまもり活動は自宅で行うため、家族も興味を持ち協力してくれます。今日はどんな子が来たのかなどコミュニケーションも増え、家族や周りに支えてもらっているのが嬉しいです。
詳細は、「ファミリー・サポート・センターくるめ」

安武塾運営委員会

中学生を対象に、地域ボランティアによる学校の授業の予習・復習の見守りなどを毎週土曜日に校区コミュニティセンターで開催しています。

緒方麻美さん 11 緒方 麻美(おがた まみ)さん
地域の子どもの成長を願う気持ち

もともと安武こども土曜塾では小学校1~6年生までを対象に体験学習を行っていますが、この地域で育った子どもたちが中学校に進学してからのことが気がかりで、ママ友たちと団体を立ち上げ、活動を始めました。
親にとっては勉強の問題や部活動との両立など中学校生活への不安があり、そんな場があれば嬉しいなという、みんなにとって「理想的な塾」を目指しています。現在、活動4年目になりますが、これまでの受講生が高校に進学し、部活動や生徒会の役員として頑張っているという話を聞くと、とても嬉しく思います。

活動風景 10年先のまちづくりのたねまき
子どもたちは、勉強だけではなく、ボランティア活動など地域活動にも積極的に関わっています。子どもたちが育った町のために、誰かのために、自分たちの感じた地域のあたたかさを広げていける人に育ってほしいという想いで、続けています。

久留米市市民活動サポートセンターみんくる

あなたの一歩を応援する、活動を相談できる場所

あなたの一歩を、みんくるで

市民活動に関わる皆さんの活動をサポートする施設で、「みんなが来る、久留米(くるめ)の施設」という意味です。イベントスペースとして利用できる交流スペース、団体の会議に使える会議室、ポスターや横断幕を作成できる印刷機器等がある作業室があります。その他、備品や資料を収納できる貸ロッカーやボランティアに関する書籍等、活動をはじめる時の「あったらいいな」が揃っています。また、交流会や講座を通じて、数多くの団体のマッチングや、ボランティアの案内、助成金等の案内も行なっています。

みんくる地図 みんくる
くるめりあ六ツ門6階
電話:0942-30-9067
FAX:0942-30-9068
開館:月曜~土曜 10時~21時、日曜・祝日 10時~19時
休館:毎月第3月曜日(祝日の場合はその翌日)、年末年始(12月29日~1月3日)

くるめ協働生みだす会議発表会

ゼロちゃん クリスマス前に「 うみゼロ 」いかがでしょうか。
久留米愛や郷土愛を持ち寄って、久留米の学生たちをはじめとして、各団体や企業・行政も枠組みを超えつながり、企画を深めチャレンジした、5つの実践の報告会。 今までになかった久留米らしさ が誕生する1日かも。フラリと寄ってください。

くるめ協働生みだす会議参加者

取材後記

編集者 7月の九州北部豪雨により被害にあわれた皆さまに心よりお見舞い申し上げます。本紙で取材した、ボランティア活動をされている方々の想いを語る姿がとても魅力的でした。笑顔は、人を豊かにつなげます。はじめの一歩を踏み出すきっかけや活動のお役に立てればと思います。

ジョイナス第47号は下記からダウンロードできます。

  1. ジョイナス第47号1ページ(表紙)PDFファイル(7016キロバイト)このリンクは別ウィンドウで開きます
  2. ジョイナス第47号2ページ(災害支援ボランティア)PDFファイル(2511キロバイト)このリンクは別ウィンドウで開きます
  3. ジョイナス第47号3ページ(日本防災士会久留米支部、青木校区自主防災会)PDFファイル(1635キロバイト)このリンクは別ウィンドウで開きます
  4. ジョイナス第47号4ページ(筑後川花火大会をみんなで見る会、パルキッズ久留米大学)PDFファイル(2037キロバイト)このリンクは別ウィンドウで開きます
  5. ジョイナス第47号5ページ(ファミリー・サポート・センターくるめ、安武塾運営委員会)PDFファイル(1429キロバイト)このリンクは別ウィンドウで開きます
  6. ジョイナス第47号6ページ(みんくる、くるめ協働生みだす会議他)PDFファイル(3466キロバイト)このリンクは別ウィンドウで開きます

このページについてのお問い合わせ

 協働推進部協働推進課
 電話番号:0942-30-9064 FAX番号:0942-30-9706 電子メール(専用フォーム)でのお問い合わせ

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