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下水処理施設

更新日:202109241317


下水管で家庭や工場から集められた汚れた水は、下水処理場できれいにして川へ放流されます。そのしくみを見てみましょう。

下水処理の流れ

下水処理の全体の流れ。家庭や工場から排出された汚水は下水管を通って下水処理場へ集められます。沈殿池や反応タンクを通ってきれいに処理された水は川へ放流されます。

上図は下水処理の全体の流れを示しています。以下に各施設の役割について説明します。

下水管

家庭や工場から排出された汚水が道路に埋められた下水管に流れ込む図。  下水管写真

下水は、道路に埋められた下水管に集められ、下水処理場へ流されます。

沈砂池

除塵機と沈砂池  除塵機と沈砂池上部からの写真

下水処理場へ入ってきた下水は、ここで、下水と一緒に流されてきた布切れや砂などを取ってしまいます。

最初沈殿池

沈砂池では沈まなかった砂や小さな固形物が最初沈殿池で沈んでいる図  最初沈殿池上部からの写真

ここで、下水をゆっくり流すと小さな砂や少し重いものは沈んでしまいます。

反応タンク

反応タンクの中で微生物が汚れを分解している図  生物反応槽写真

ここで下水の中に空気を入れてやります。すると下水の中にいる微生物と呼ばれる小さな生き物が、下水の中の汚れを食べます。
そして微生物は茶色の泥(活性汚泥という)を作ります。エアレーションタンクともいいます。

最終沈殿池

最終沈殿池でゆっくりと流された活性汚泥が沈降し、きれいな上澄み水が残る図  最終沈殿池写真

微生物が作った茶色の泥をゆっくりと流してやると、泥は下に沈んでしまい、上にはきれいな水が残ります。

滅菌設備

滅菌池  塩素タンク写真

きれいな水に、塩素という薬を入れて、ばい菌を殺して安全な水にして川へ流します。

微生物が主役です

下水処理場の生物反応槽では、微生物が下水の汚れを食べてきれいにします。

つりがね虫写真 つりがね虫(Epistylis)0.03〜0.15ミリメートル

キャファロディラ写真 キャファロディラ(Caphalodella)0.12〜0.14ミリメートル

最初沈殿池や最終沈殿池で沈んだ泥は、機械で水分を取ってやり、ケーキと呼ばれる土の固まりにします。
このケーキは肥料の原料や建設資材として再利用(リサイクルともいう)しています。


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 上下水道部下水道施設課
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