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更新日:2025年11月25日 17時43分
汚れた水が下水処理場できれいになるしくみを見てみましょう。

皆さんの家庭や工場から出た汚れた水は、地面の下にある下水道管を通って下水処理場へやってきます。下水処理場では様々な施設で汚れた水をきれいにして、最後は川へ戻しています。以下に各施設の役割について説明します。

下水は、道路に埋められた下水管に集められ、下水処理場へ流されます。
下水処理場へ入ってきた下水は、沈砂池で、下水と一緒に流されてきた布切れや砂などを取ってしまいます。

最初沈殿池で、下水をゆっくり流すと小さな砂や少し重いものは沈んでしまいます。

反応タンクで下水の中に空気を入れてやります。すると下水の中にいる微生物と呼ばれる小さな生き物が、下水の中の汚れを食べます。
そして微生物は茶色の泥(活性汚泥という)を作ります。エアレーションタンクともいいます。
微生物が作った茶色の泥をゆっくりと流してやると、泥は下に沈んでしまい、上にはきれいな水が残ります。
きれいな水に、塩素という薬を入れて、ばい菌を殺して安全な水にして川へ流します。
下水処理場の生物反応槽では、微生物が下水の汚れを食べてきれいにします。
つりがね虫(Epistylis)0.03〜0.15ミリメートル
キャファロディラ(Caphalodella)0.12〜0.14ミリメートル
最初沈殿池や最終沈殿池で沈んだ泥は、機械で水分を取ってやり、ケーキと呼ばれる土の固まりにします。
このケーキは肥料の原料や建設資材として再利用(リサイクルともいう)しています。