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更新日:2021年08月24日 16時42分
最近、「地球温暖化(ちきゅうおんだんか)」という言葉を聞くことが多いと思います。
地球上のさまざまな場所で地球温暖化による影響(えいきょう)が出ていて、ますます深刻(しんこく)な問題になってきています。
「聞いたことはあるけど、何が起きてるの?」
「将来、地球はどうなるの?」
「私たちにできることは何だろう?」
私たちが暮らす地球で、いま何が起きているかを知り、かけがえのない地球の環境を守るために何をするべきか、何ができるのかを考えてみましょう。
地球の表面は、太陽の熱で温められています。
余分(よぶん)な熱は宇宙に出ていきますが、その一部は大気中の二酸化炭素(にさんかたんそ)などの「温室効果(おんしつこうか)ガス」に吸収されます。
昔は、二酸化炭素の排出(はいしゅつ)が少ない暮らしをしていたので、地球全体の気温をちょうどよい温度に保っていました。
ところが、温室効果ガスが増えすぎると宇宙に出るはずだった熱が地球に残ってしまい、だんだん地球全体の気温が上がってしまいます。
このことを「地球温暖化」といいます。
地球温暖化は、世界全体の問題なので、一つの国だけ努力しても解決(かいけつ)しません。
世界の国々のみんなで協力して解決していくべき問題なのです。
地上から出る熱を大気中に保つはたらきがある気体のことです。
地球は、温室効果ガスのほどよい働きのおかげで、平均気温14度前後という生き物にとって住みやすい環境が保たれています。
温室効果ガスはが増えすぎると地球全体の気温が上がりすぎてしまい、逆に温室効果ガスがないと、地球の平均気温はマイナス19度になると言われています。
二酸化炭素は温室効果ガスのひとつです。
生き物が吐く息や、ものを燃やすと出てくる気体に含まれている、身近なものです。
私たちの暮らしに欠かせない電気の多くは、燃料を燃やして作られています。
例えば、テレビを見て電気を使うことは、二酸化炭素を出すことにつながります。
異常気象 (いじょうきしょう) |
今までにないレベルの猛暑(もうしょ)や大雨などの異常気象が増え、世界中の自然や暮らしに大きな影響が出ます。 |
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食料危機 (しょくりょうきき) |
農作物(のうさくもつ)や漁業(ぎょぎょう)は、天候(てんこう)に大きく影響を受けます。 温暖化が進むと、ある場所には雨がたくさん降ったり、ある場所には雨が降らなくなったりして、食糧の生産に大きな影響が出ると言われています。 海流の変化などにより、魚の獲れる量が変動することも心配されています。 |
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水不足 (みずぶそく) |
温暖化によって雨の降り方や雪が降る時期が変化し、水資源(みずしげん)量のばらつきが大きくなります。 温暖化が進むことによって、雨量が減り、河川を流れる水の量が減り、水資源が不足する地域が出てくる恐れがあります。 |
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海面上昇 (かいめんじょうしょう) |
気温が高くなると、氷河がとけたり、海水の温度が上がったりします。 その結果、海水の体積が増えて、海面が上昇します。 |
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健康被害 (けんこうひがい) |
熱中症(ねっちゅうしょう)が増えたり、暖かい国で流行するマラリアなどの感染症(かんせんしょう)の発生が増えたりする可能性があります。 |
これらは代表的なもので、自然環境や気候の変化によって、絶滅(ぜつめつ)が心配される生き物たちもいます。
他にもどんな影響が起きているのか、考えてみましょう。
地球温暖化の進行を止めるには、二酸化炭素を出す量を減らすことが必要で、一人ひとりの行動や心がけが大切です。
次に「自分でできること」「友だちや家族みんなでできること」として、主な取り組みを示しています。
他にもいろんな取り組みが考えられますので、周りの人と話し合ったりして、何ができるのかを考えてみましょう。