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プロの手ほどきで魚の魅力、再発見「鮮魚店の調理教室」

更新日:202301171647


さばき方から料理までプロが手ほどき「-魚の魅力 再発見-鮮魚店の調理教室」

久留米市地方卸売市場水産物部で仕入れを行っている事業者が、久留米信愛短期大学で「鮮魚店の調理教室」を開きました。

魚のさばき方を教える鮮魚店店主1枚目 魚のさばき方を教える鮮魚店店主2枚目

講師は、市場で水産物を仕入れている鮮魚店店主や飲食店の料理人の方7人。フードデザイン学科の2年生の皆さんに、魚の捌き方を伝授します。まずは鯛を捌く実演です。生徒の皆さんはメモを取りながら真剣に見つめます。

鯛をさばく実演を見る学生

実演の後は、班に分かれて講師と一緒に三枚おろしと大名おろしに挑戦します。この日は卸売会社から、長崎県産の新鮮で大きな鯖が提供されました。

長崎産の新鮮な鯖

魚を何度か回転させて、包丁を引く方向に魚の向きを変える三枚おろしに対して、大名おろしは、魚の向きを変えずに一気に切り離します。
「包丁は全体を使って滑らせるように動かして」とアドバイスを受けながら、きれいに捌くことができました。

 鯖の頭を切り落とす学生に説明する講師 包丁の入れ方を生徒に説明する講師

魚の中骨を取るコツも教わります。

魚の中骨を手に取る生徒と講師   魚の中骨を抜き方を説明する講師

捌いた魚で煮付けを作りました。また、食材を有効活用するため、船場汁も作りました。船場汁は、大阪の問屋街である船場で生まれた料理で、魚と大根などの野菜を煮込んで作る汁物です。魚のアラまで余さず使うので経済的ということで、問屋街で重宝されてきたと言われています。今回は、魚のアラと大根、人参を煮込んで、薄口醬油で仕上げました。
鯖の煮つけの鍋 船場汁を作っている鍋

また、講師の一人が、大根の皮と葉を使い、浅漬けを作りました。食材の有効活用、身近に取り組めるSDGsです。
大根の皮をむく講師  浅漬けの盛り付けをする講師と生徒

「煮魚の煮汁は、水3に対して砂糖・酒・醤油1で作るといい」「おろしたショウガを盛り付ける時は、菜箸と一緒に反対の手も添えて」など、プロの料理人ならではのアドバイスも。


盛り付けのアドバイスをする講師

食のプロを目指す学生の皆さんは、魚と和食の魅力を改めて再発見できたようでした。

出来上がった煮つけと船場汁

生徒の感想(一部抜粋)

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