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平成29年第2回市議会定例会 市長提案理由説明

更新日:202010071944


  1. はじめに
  2. 大規模災害への防災対策と国民保護の対応
  3. 中期市政運営方針の取り組み状況
  4. 各議案の提案理由説明

1.はじめに

 皆様、おはようございます。
 平成29年第2回市議会定例会を招集いたしましたところ、議員の皆様におかれましては、ご多用中にもかかわりませずご参集を賜りまして、誠にありがとうございます。
 本日、ここに提案いたしております各議案の提案理由を説明申し上げますが、はじめに、先月訪問しましたモデスト市と合肥市との交流について触れさせていただきます。

 本年4月、アメリカ合衆国モデスト市との姉妹都市締結25周年を迎えました。また5月には、友好都市である中華人民共和国合肥市の合肥久留米友好美術館開館25周年を迎えております。いずれも久留米市から公式訪問団を編成し、市議会議員の皆様にも加わっていただき、両市に対して祝意を伝えてまいりました。
 モデスト市への訪問では、締結25周年記念式典、現地の小・中・高校生との書道交流や久留米絣の着物着付け、筝や三弦の邦楽楽器演奏による日本文化体験、テッド・ブランドボルド市長との意見交換、記念植樹などの交流事業を行いました。また合肥市においては、友好美術館での開館 25周年記念式典、美術館関係者との意見交換、記念展覧会見学をはじめとした交流を行っております。
 それぞれの行事のなかで、両市との継続的な友好関係を確認いたしますとともに、これまで築き上げた両市との関係を基礎として、更に効果的な交流に発展させていきたいと考えております。
 また我が国は人口減少社会に突入しており、今後、国家間の人の動きが経済の下支えに繋がるといわれております。本市におきましても、訪日外国人旅行客の増加に向け、タイでのプロモーションを実施するなど、アジアを中心としてインバウンドの推進や久留米産農産物の輸出促進などに力を入れております。
 今後とも、海外の活力を取り込み、地域の活性化に繋げる取組みを積極的に進めてまいりたいと考えております。

 続きまして、久留米市の重要課題について2点述べさせていただきます。

2.大規模災害への防災対策国民保護の対応について

 まず1点目は、「大規模災害への防災対策と国民保護の対応について」でございます。
 平成28年4月に発生しました熊本地震から1年余が経過しました。地震により200人を超える方々が犠牲になられ、今なお4万人を超える人々が避難生活を余儀なくされておられます。被災されました皆様には、改めてお見舞いを申し上げます。
 久留米市におきましても、多くの市民の皆様が自主的に避難される事態となりましたが、このような大規模災害は、いつ、どのような形で発生するのか、想定できないところがございます。そこで本市では、熊本地震を教訓に、現在、地域防災計画の見直しを進めております。特に、災害発生直後の市民の皆様による「自助」、そして地域における自主防災組織を中心とした「共助」の取組みが重要なことから、コミュニティ組織、防災関係機関との連携を図り、十分な準備と対策のもとで、実際の訓練を含めた、より実践的な計画を目指します。さらに、他地域からの支援を受けるプログラムを含め、総合的な計画づくりを進めているところです。
 また、このところの朝鮮半島における緊張感の高まりを契機に、政府は緊急時の住民周知と避難対応への準備を呼びかけております。既に本市では、万が一の有事に備え、市の責務と国民保護に関する計画を定めた久留米市国民保護計画を策定しておりますが、具体的な緊急時対応の検討を行うため、久留米市国民保護協議会を開催するよう準備を進めております。市民の皆様に、必要な情報が伝わる方法や、万が一の場合の対応について、様々な手段が必要だと認識しています。
 災害や緊急時に、迅速かつ的確に対応できる防災体制の構築、並びに危機管理能力の充実と強化、そして総合的な地域防災力の向上に、速やかに取り組んでまいる所存でございます。

3.中期市政運営方針の取り組み状況について

 次に2点目として、中期市政運営方針の取り組み状況について述べさせていただきます。
 平成29年度は中期市政運営方針の総仕上げの年にあたり、「安心・住みたいまち予算」のもと、「人」「安心」「活力」の視点で、課題への取組みを進めております。

(1)一人ひとりを大切にしたまちづくり

 はじめに「市民一人ひとりを大切にしたまちづくり」の視点から、子育て、高齢者の福祉充実についてでございます。
 まず、子育て支援の観点から、保育所待機児童の解消に取り組みましたが、残念ながら、今年度当初の待機児童数は59人と、昨年度よりやや減少したものの、解消するには至っておりません。このため、今年度も定員増のための施設整備を行うほか、保育士不足解消のための処遇改善や雇用経費についての助成を行い、待機児童の解消に取り組んでまいります。また、保育のニーズ量をより的確に把握し、久留米市子ども・子育て支援計画「子どもの笑顔プラン」の見直しを行い、子育て支援対策を強化してまいります。さらに、子育て支援の拠点となる子育て世代包括支援センターを、本年10月に開設することとしており、専門職員の体制を整えるなど、必要な準備を進めているところです。
 一方、高齢者福祉の面では、住み慣れた地域で、安心して、暮らし続けられるための地域包括ケアシステムの構築を進めております。その中核的機関となるのが地域包括支援センターでございまして、本年度は、新たに2ヶ所の整備に取り組んでおります。完成しますと、第6期高齢者福祉計画及び介護保険事業計画に掲げる市内11の日常生活圏域全てにおいて、センター設置が完了いたします。又、障害者福祉の充実に、次期計画の策定を含め、全庁的に連携して取り組みます。
 今後とも、支援を必要とする方々にしっかりと寄り添っていけるよう、窓口の相談機能の充実や必要となる施設の整備に努めてまいります。

(2)安全に安心して暮らせるまちづくり

 次に、「安全に安心して暮らせるまちづくり」の視点から、防災や減災、防犯や交通事故防止に向けた施策についてでございます。
 久留米市は市民の皆様と一緒になって「セーフコミュニティ」の取組みを展開しております。「安全、安心のまちづくり」には、地域住民の皆様との協働が、たいへん重要となります。そういった思いのもと、今年度は、防犯灯を補完するキラリ照明灯の設置や青パトの全校区配置などを地域と一緒になって展開してまいりたいと考えており、具体的な内容の調整を進めているところです。
 また、高齢運転者が起こす交通事故が大きな社会問題となっておりますことから、本年度より高齢運転者免許証自主返納支援制度を開始し、今月5日から申請の受け付けを始めておりますが、昨日までに155件の申請があっており、市民の皆様の関心は非常に高いものがあります。また、久留米市タクシー協会やバス会社等におかれましては、市の支援制度に併せ、独自の運賃割引制度を導入しておられます。市の支援制度導入により、社会全体でこの問題への関心が高まり、交通事業者とも一体となった安全・安心なまちづくりが進むことを、期待しているところでございます。

(3)活力、賑わいづくり

 次に、「活力、賑わいづくり」の視点から、地域産業の振興、文化芸術やスポーツを活かした取組みについてでございます。
 「キラリ創生総合戦略」では、高良山から市東部一帯の地域を、みどりの中での職・遊・交流エリアと位置付け、「耳納北麓グリーンアルカディア創生パッケージ」として、産業拠点整備や観光振興に力を入れて取り組んでおります。
 なかでも、新産業団地につきましては、福岡県、うきは市と連携し、今年度着工の調整を進めております。計画では、久留米市域の整備面積が約21ヘクタール、1千人の雇用を生み出す産業拠点となることを予定しており、すでに企業誘致を進めているところです。
 観光振興面では、本年度、「田主丸ふるさと会館」の観光交流拠点機能を充実するとともに、グルメやランチなどの「食」の魅力情報の発信、外国人観光客の受入れや農家民泊の体制整備を進めており、インバウンドへの対応にもしっかり取り組んでいこうと考えております。
 次に、文化芸術の拠点施設として整備しました、「久留米シティプラザ」と「久留米市美術館」についてでございます。
 「久留米シティプラザ」は、昨年4月の開館以来、たいへん多くの皆様にご来館いただいており、昨年度の来場者は、以前の市民会館と旧六角堂広場での合計数の1.7倍にあたる約53万4千人となっております。また、商店街の1日当たりの歩行者通行量調査では、対前年約25%増の 38,890人となっており、来場者による消費拡大効果は約14億8千万円と推計されております。
 一方、「久留米市美術館」でございますが、昨年11月から3月までの入館者数は60,253人と、当初目標をはるかに上回るお客様にご来館いただきました。また、併設しております石橋正二郎記念館の入場者数も、4ヶ月間で19,341人となっており、美術館の活動も久留米市民のみならず、全国の方々から好評を博しているものと確信しております。
 改めまして、石橋財団をはじめとする関係者の方々、市議会や市民の皆様のご支援、ご協力に感謝申し上げる次第でございます。今後とも、両施設が文化芸術振興の拠点、あるいは賑わい交流の拠点、広域交流の拠点となりますよう、引き続き努力してまいります。
 また、福岡県と連携して進めております「(仮称)久留米スポーツセンター体育館」は、平成30年6月の供用開始に向け、順調に工事が進んでおります。施設が完成しますと、機能的、また、規模的にも九州最大級となりますので、現在、2020年の東京オリンピック・パラリンピックの事前キャンプの誘致に向け、福岡県と連携しながらカザフスタン共和国やケニア共和国との協議を進めております。加えてラグビーワールドカップ2019公認キャンプ地等にも名乗りを挙げているところでございます。これらスポーツコンベンションを通じ、地域のスポーツ振興のみならず、地域経済の活性化や賑わい創出を図ってまいりたいと考えております。
 また、このような久留米の様々な魅力ある地域資源を、首都圏、さらには全国にも伝え広げていくために、連携中枢都市圏で取り組んでおりますアンテナショップ「福岡 久留米館」が、いよいよ7月22日にオープンいたします。
 アンテナショップでは、圏域の特産品の販路拡大による地域経済の活性化を図るとともに、四季折々の魅力を満喫していただく観光情報の発信や、より具体的な久留米暮らしの提案を行うことにより、新たな人の流れを創ってまいります。

 以上、「防災対策等の取り組み」及び「中期市政運営方針の取り組み状況」について申し上げましたが、“日本一住みたいまち久留米”の実現のためには、都市魅力の更なる向上と地域の活性化が必要であるとともに、市民や地域の皆様との協働した取組みが不可欠でございます。
 改めまして、正副議長をはじめ、市議会の皆様、そして市民の皆様のご理解とご協力、ご支援を賜りますよう、お願いを申し上げます。

4.各議案の提案理由説明

 ここで、本日提出いたしております議案の審議をお願いするにあたりまして、各議案の提案理由の説明を申し上げます。

 第43号議案から第45号議案までは、公務遂行中の交通事故等による損害賠償の額の決定について、緊急を要し専決処分いたしましたので、報告し、承認を求めるものでございます。

 次に、第46号議案から第51号議案までの一般議案について、各議案の提案理由を説明申し上げます。

 第46号議案は、福岡県に久留米市中央公園内の体育施設及び照明設備に係る事務を委託するため、地方自治法の規定に基づき規約を定めようとするものでございます。

 第47号議案は、長門石橋耐震補強 上部工3期工事に係る契約を締結しようとするものでございます。

 第48号議案は、消防ポンプ自動車の老朽化に伴い、新たな消防ポンプ自動車を取得しようとするとするものでございます。

 第49号議案は、市営住宅の家賃を滞納している者に対し、市営住宅の明渡し請求及び滞納家賃等支払請求の訴えを提起しようとするものでございます。

 第50号議案及び第51号議案は、津福本町ほか2町内の市道路線を廃止し、合川町ほか11町内の市道路線を認定しようとするものでございます。

 続きまして、第52号議案から第60号議案までの条例議案について、各議案の提案理由を説明申し上げます。

 第52号議案は、社会教育法の一部改正に伴い、条文中の用語の整理をしようとするものでございます。

 第53号議案は、支給認定証の交付を受けていない支給認定保護者の受給資格等の確認方法を定めようとするものでございます。

 第54号議案は、久留米市武道場及び久留米市弓道場を設置し、及びそれらの施設を含む久留米市中央公園内の体育施設等に係る事務を福岡県に委託することに伴い、規定の整備を行おうとするものでございます。

 第55号議案及び第56号議案は、久留米市中央卸売市場のうち水産物部を地方卸売市場に転換することに伴い、それぞれ必要な規定の整備等を行おうとするものでございます。

 第57号議案は、特定公共賃貸住宅における家賃の減額を継続して行おうとするものでございます。

 第58号議案は、市営北の田(きたのだ)住宅を廃止しようとするものでございます。

 第59号議案は、道路標識、区画線及び道路標示に関する命令の一部改正に伴い、条文中の用語の整理をしようとするものでございます。

 第60号議案は、「行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律別表第二の主務省令で定める事務及び情報を定める命令」の一部改正に伴い、市の同一機関内で特定個人情報を連携して利用する事務における情報の整理を行う必要が生じましたが、緊急を要し専決処分いたしましたので、報告し、承認を求めるものでございます。

 以上をもちまして、各議案の提案理由についての説明を終了いたしますが、なにとぞ、慎重なる御審議の上、満場の御賛同を賜りますようお願いを申し上げまして提案理由の説明とさせていただきます。

(平成29年6月8日)

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