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平成25年度予算の概要

更新日:201304010906


‐ 地域経済の浮揚 次代を担う人づくり 安全で安心して暮らせる地域をめざして ‐

1.国の経済情勢の展望

 内閣府によれば、平成25年度の日本経済は、世界経済の緩やかな回復が期待される中で、大胆な金融政策、機動的な財政政策、民間投資を喚起する成長戦略の推進等により、国内需要主導で回復が進むものとされ、この結果、国内総生産の実質成長率は2.5%程度、名目成長率は2.7%程度になると見込まれています。しかしながら、先行きのリスクとしては、欧州の政府債務問題等、海外経済を巡る不確実性や為替市場の動向等に留意する必要があるとされています。

2.国と地方の財政状況

 このような中、政府は、大規模な緊急経済対策を盛り込んだ平成24年度補正予算と一体となったいわゆる「15カ月予算」として、「復興・防災対策」、「成長による富の創出」、「暮らしの安心・地域活性化」に重点を置いた平成25年度予算案を編成しました。
 この国の平成25年度予算案は、当初予算規模で前年度比2.5%増の92兆6,115億円、また、新規国債発行額は42兆8,510億円で、4年ぶりに税収が公債金を上回りました。
 一方、地方財政計画の規模は、給与関係経費や投資的経費などの削減はあるものの、前年度比0.1%の増とほぼ横ばいとなり、また、歳入面では地方税が3年連続の増、地方交付税は給与費分の削減等により6年ぶりの減となりましたが、一般財源総額では0.2%増の59兆7,526億円と、前年度と同水準が確保されています。

3.予算編成の方針

 久留米市では、国の補正予算に対応し、地域の景気浮揚に資するため、総額157億1,367万円(うち経済対策分120億4,814万円)の平成24年度3月補正予算を編成しました。
 平成25年度予算におきましても、「市民一人ひとりを大切にする市政 安心、活力に満ちた久留米づくり」を基本に、「市民との協働」を基調としながら、平成24年度3月補正予算と一体となって、「地域経済の浮揚、次代を担う人づくり、安全で安心して暮らせる地域づくり」を実現するため、国の交付金等の措置も最大限に活用して事業量の確保に努め、積極的な予算編成に取り組みました。

4.予算の概要

 この結果、久留米市の平成25年度一般会計の予算規模は1,256億2,000万円で、対前年度比0.8%の増加となりました。
 歳入面では、主要な一般財源である市税が、たばこ税の県から市への税源移譲による増収などにより、全体で対前年度比3.0%の増加となりました。また、国から交付される地方交付税は2.7%の減少、借入金である地方債は3.7%増加しています。
 さまざまな行政課題に対応するための歳出予算を計上していますが、その支出を賄うための財源が不足したため、主要4基金を30億円活用して対応しました。
 しかしながら、予算執行に当たっては一層の経費節減を図り、決算時の主要4基金取り崩し額を極力少なくできるよう、健全な財政運営に努めます。

子育て支援や教育などの人づくり、人権の尊重の視点から

 新規事業として、乳幼児等医療費助成の通院の対象者の小学3年生までの拡大、若い世代を対象とした男女共同参画実践促進事業などを実施するとともに、大学生等のボランティアを活用して行う学習習慣定着支援事業、生徒指導サポーターの配置等による不登校対策事業、青少年の居場所づくり事業(みらくるホーム)、DV根絶に向けた啓発事業及び児童虐待対策事業等の拡充を行い、また、医療的ケアを必要とする障害児等への短期入所支援事業、市単独小中学校少人数授業の実施、学校施設の整備充実・長寿命化などに引き続き取り組みます。

医療・福祉など安心できる地域づくりの視点から

 新規事業として、孤立防止のための見守りネットワーク推進事業、精神障害者等の居場所、憩いの場としてのオープンスペース運営支援事業、胃がんリスク検査事業、野良猫の不妊去勢手術委託などを実施するとともに、九州北部豪雨災害の検証を踏まえた防災対策の強化、児童の通学時の安全確保のための学校周辺・通学路安全対策事業、街頭防犯カメラ設置事業、防犯灯設置推進事業、住宅リフォーム助成事業等の拡充を行い、また、キラリ輝く市民活動活性化事業、セーフコミュニティ推進事業、生活習慣病予防など市民の健康づくりへの総合的な支援、総合的な自殺対策事業、老朽公営住宅の建替え促進、北部一般廃棄物処理施設整備事業、環境配慮のまちづくり等に引き続き取り組みます。

農・商・工業の元気づくりの視点から

 新規事業として、農業振興地域整備計画策定事業、青年就農者定着促進事業、将来の果樹産地形成を見据えた種無し甘柿「秋王」の普及推進事業、中小企業経営改善支援事業、グリーンアジア国際戦略総合特区事業推進交付金事業などを実施するとともに、担い手等法人化支援事業、高収益型園芸農業の推進、農地防災事業、農業の6次産業化推進事業、久留米農産物ブランド化事業、若年者就職支援事業、女性労働者の活躍促進事業、企業誘致推進等に引き続き取り組みます。

賑わいづくりや広域求心力づくりの視点から

 新規事業として、地域密着観光パンフレット等作成支援事業、買物支援調査研究事業、からくり儀右衛門展開催費補助事業などを実施するとともに、(仮称)総合都市プラザ整備事業、定住促進事業、くるめの魅力向上推進事業、医療観光推進事業、地域商業活性化事業、花とみどりの景観整備事業(花街道サポーター)、道路・橋りょう等の都市基盤の整備、住区基幹公園整備事業等に引き続き取り組みます。

行財政改革による質の高い市役所づくりの視点から

 効率的でスリムな行政経営及び公と民の適切なパートナーシップを確立するため、次期総合計画策定事業、情報処理システム全体最適化事業等に引き続き取り組むとともに、政策形成力養成などの職員研修を充実し職員の質・能力の向上を図ります。

 次に、特別会計のうち、国民健康保険事業は、特定健診において集団健診を新たに実施するなど、引き続き、被保険者の健康増進・医療費の適正化に努めます。
 競輪事業は、全国的に売上低迷が続いている中、ナイター競輪の開催などによる売上増を図り、収益確保並びに一般会計への繰出金確保に向けた効率的な事業運営に取り組みます。
 下水道事業は、施設の耐震化を進めるとともに、普及率の向上に向けて着実な整備に取り組みます。
 市営駐車場事業は、JR久留米駅周辺の駐車場機能の拡大を図るため、JR西口駐車場を建設します。
 また、公営企業会計(水道事業)は、施設の耐震化に取り組むとともに、安全な水の安定供給や給水区域拡大のために総額72億2,800万円を計上しています。
 その結果、13特別会計及び公営企業会計を含めた平成25年度の久留米市予算総額は、2,262億2,100万円となっています。

財政規模の推移
区分 平成25年度
当初予算額(千円)[A]
平成24年度
当初予算額(千円)[B]
比較
増減額(千円)[A-B] 増減率(%)
久留米市予算総額 226,221,000 223,313,000 2,908,000 1.3
一般会計 125,620,000 124,610,000 1,010,000 0.8
特別会計 国民健康保険事業 37,202,000 36,500,000 702,000 1.9
競輪事業 16,640,000 16,620,000 20,000 0.1
中央卸売市場事業 306,000 332,000 -26,000 -7.8
住宅新築資金等貸付事業 22,000 22,000 0 0.0
下水道事業 11,135,000 11,046,000 89,000 0.8
市営駐車場事業 17,000 14,000 3,000 21.4
介護保険事業 23,715,000 21,960,000 1,755,000 8.0
簡易水道事業 37,000 28,000 9,000 32.1
地方卸売市場事業 7,000 11,000 -4,000 -36.4
農業集落排水事業 203,000 769,000 -566,000 -73.6
特定地域生活排水処理事業 204,000 184,000 20,000 10.9
後期高齢者医療事業 3,746,000 3,620,000 126,000 3.5
母子寡婦福祉資金貸付事業 139,000 137,000 2,000 1.5
93,373,000 91,243,000 2,130,000 2.3
水道事業会計 7,228,000 7,460,000 -232,000 -3.1

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