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更新日:2021年04月23日 08時00分
市民文化部文化財保護課は、市内の各地で遺跡の発掘調査を行っています。数百年、数千年の歳月を経て、姿を現した遺跡は、調査が終わると埋め戻され、開発によって破壊され見ることができなくなってしまいます。そのため詳細な観察をおこない、図面や記録を残すことで、大切な遺産を守ることを業務としています。
安武三反野遺跡第6次調査や筑後国府跡第298次調査の発掘速報、山王古墳群第1次調査の現地説明会の動画を作成し、久留米市のYouTube公式チャンネルにアップロードしました。ぜひ、ご覧ください。
安武遺跡群で、道路建設に伴う発掘調査を行っています。安武遺跡群は旧石器時代(約35,000年前)から江戸時代(約200年前)までの人々の生活の痕跡が残っています。今回の調査地は、約2,000年前の弥生時代の墓地があった場所にあたり、甕棺(かめかん)と呼ばれるお墓が発見されています。
(解説)甕棺(かめかん)について
弥生時代には、「甕棺」という土器の棺(ひつぎ)が使われていました。甕棺は、福岡県西部や佐賀県でたくさん発見されています。その中でも、久留米市は甕棺が多い地域のひとつです。市内では500 基以上の甕棺が発見されています。
発掘調査の日程などについての詳細な内容については、「安武遺跡群の発掘調査をお知らせするチラシ(1406キロバイト)
」をご覧ください。