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ジョイナス2019第48号

更新日:202003310838


あなたも参加できる市民活動

 これまで紙媒体で発行しておりました市民活動情報紙「ジョイナス」を、今回よりホームページのみでの発信に変更しました。

今回は、久留米市市民活動・絆づくり推進事業費補助金を活用している団体をご紹介いたします。

1.団体名:プロジェクトX(エックス)

平成30年度より補助金を活用して、市内で男の介護教室を展開しているプロジェクトXの副会長 宝肖和美(ほうしょう かずみ)さんにお話を伺いました。

宝肖和美さん

 男の介護教室は元々、東北の被災地支援を行って来られた河瀬聡一朗氏(歯科医)が、東日本大震災後、宮城県石巻市に移住され、2014年1月、地域の介護や医療、福祉関係者と連携し、始められた活動です。
 被災地の想像を絶する状況の中、歯科医として、「自分にできる事は何か?」と、自問された河瀬氏は、当時お勤めであった大学病院(長野県)を退職し、石巻市に移住後、仮設住宅のプレハブ小屋から、歯科診療を始められました。診療に来られた方達に「何か困ったことはありませんか?」と、河瀬氏が訊ねると震災後、妻の介護を余儀なくされ、それまで家事をやってこなかったので料理が一番大変だと答える方が多く、二番目に妻の下着の買い物は男性には難しい、三番目に自宅での入浴介助が上手くできず困っているという意見がありました。そのような中、「自分たちが、その問題に寄り添うことは出来ないだろうか?」との想いから、男の介護教室がスタートし、現在、全国14か所にて活動の輪が広がっています。
 私(宝肖)は、写真家として都内で活動しており、これまで多くの命の誕生(出産等)の撮影に、携わってまいりました。出産は、喜びばかりとは限りません。命の炎が消え行く瞬間もあるのです。両親が70歳を過ぎた頃から、急に入退院が増えはじめ、男の介護教室の話を聞いた時、この活動をどう久留米で実現させるかばかりを考えました。
 その後、心から語り合える仲間と出逢い、共に久留米教室をスタートしました。(右写真 宝肖和美さん)

(参考)男の介護教室(本部)のホームページこのリンクは別ウィンドウで開きます(外部サイトへつながります)

 私が、活動を始めるキッカケの一つは、当時、地元の山本地区の高齢化率が37.8%であったことです。政府が打ち出した全国の高齢化率は、2050年に日本全国民の約40%に至るというものですが、地元では、「すぐに動き出さないと!」という状況でした。
 そこで、まずは出来ることから始めようと、久留米市社会福祉協議会へ相談に伺い、仲間を募ることから行いました。その後、地元とは、これほど暖かいものかと感激するくらいボランティア経験豊富な先輩方が、二つ返事で、この企画を手伝うと言ってくださり、ご講演頂ける講師の方々も、その都度、快く引き受けてくださいました。
 久留米市の市民活動・絆づくり推進事業費補助金のことも、仲間の情報から知ることができ、私はこの活動を通し、地元のことが、ますます好きになりました。

 毎回の教室は、介護等に関わる講師による講演、介護技術の講座、料理教室という構成で行っています。料理が下手でも構わない、楽しくやるところから興味を持ってもらっていますので、参加者の笑顔がとても多いです。今となっては笑い話ですが、玉ねぎを切る際、手も添えず、叩き割っていた方もいらっしゃったので、皆さんの今の上達ぶりには感動を覚えます。

講演の様子 料理教室の様子 完成した料理

(写真左)講演の様子 (写真中央)料理教室の様子 (写真右)完成した料理

 この市民活動.絆づくり推進事業費補助金の活動推進部門が、5年で終わりますので、その後の活動維持の為、多職種連携に力を入れています。私は、介護については素人ですので、今後プロのお力をお借りし、介護技術等を参加者さんと一緒に学ばせていただければ幸いです。
 また昨年、有難いことに、久留米教室に参加されていた方が、香川県で高松教室を始められました。
 現在、私たちは、久留米市内の山本地区と長門石地区を中心に活動を行っていますが、他の校区でも、私たちのように、男の介護教室を始めてくれる方が増えれば嬉しいです。
 

男の介護教室の参加者

男の介護教室に参加のみなさま

2.団体名:後縦靭帯骨化症 こころ会

講演会で挨拶をする上田さん

補助金を活用して、難病である「後縦靭帯骨化症」の理解を進める活動をしている「後縦靭帯骨化症 こころ会」の代表上田順子さんにお話を伺いました。(右写真 講演会で挨拶をする上田さん)

  • こころ会の設立のきっかけは。

 後縦靭帯骨化症(こうじゅうじんたいこっかしょう)とは背骨の中にある後縦靭帯が骨になって脊髄などを圧迫し、しびれや手足が自由に動かないなどの障害が起こる難病です。40歳の時に発症した上田さんは、長い間周囲に同じ病気の人がいませんでした。「患者同士、患者を支えている家族同士の語らいの場があったら」という思いから、「後縦靭帯骨化症 こころ会」を立ち上げました。

  • こころ会の活動は、どのようなものですか。

患者や家族の交流会(2カ月に1回)や、この病気のことを広く皆さんに知ってもらうための講演会(年に1回)を開催しています。

患者交流市民啓発講演会チラシ
  • 今年度の講演会の内容は、どのようなものでしたか。

 令和元年10月に講演会を開催しました。当日は定員を超す100名以上の方が参加されました。第1部では専門医の中島正明氏が病気のことについて、分かりやすくお話され、第2部では、ダンサーのISOPP氏が、後縦靭帯骨化症を発症して、手術から復帰までの体験談をお話されました。参加者からは「友人が後縦靭帯骨化症だけど、今まで病気のことをよく理解していなかった。講演を聞いて、病気のことを理解することができた」とか、患者さんからは「外に出ていって、前向きに生活していこうと思った」等の感想が寄せられました。この講演会をきっかけにこころ会に入会された方もいらっしゃいます。(右写真 今年度の講演会チラシ)

  • 今後の活動の展望はありますか。

 市内には約150人の、後縦靭帯骨化症の患者さんがいらっしゃいます。まだまだこころ会を知らない人も多いと思います。同じ病気の人が少しでも気持ちが軽くなって、前向きに生活できるように、講演会の活動等を通じて、こころ会の存在を知ってほしいです。また、地域の皆さんには難病=可哀そうではなく、声をかけていただいて、お互いが地域の中で交流しながら、暮らしていくまちになっていけばと思います。

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