トップ > 暮らし・届出 > NPO・ボランティア活動(市民活動) > ボランティア情報ネットワーク > 市民活動情報紙「ジョイナス」 > ジョイナス2012第38号

ジョイナス2012第38号

更新日:202209211337


ジョイナスは、市民活動の情報交換の場、ネットワークの結び目を目指す情報紙です。一緒に(JOIN US)、元気に、活動しましょう。

市民活動を応援する仕組みを紹介します!

その1.久留米市では、市民一人ひとりが思いやりの心をもって暮らす心豊かな地域社会の実現に寄与するため、平成24年4月に「久留米市市民活動を進める条例」を施行しました。

その2.地域コミュニティ組織やNPO・ボランティア団体が行う事業活動に対して財政的支援を行うことで、市民の皆さんとの協働によるまちづくりを推進することを目的とした「キラリ輝く市民活動活性化補助金」を創設しました。

その3.市民活動の拠点となる「市民活動サポートセンターみんくる」を平成24年6月にくるめりあ六ツ門6階に移転し市民活動の活性化を図るための機能を拡充しました。

市民活動とは
地域社会を構成する皆さんが地域の清掃活動や安全パトロールなど営利を目的とせずに地域の課題を解決しながら、より住みよいまちづくりの実現に取り組んでいくことです。

「みんくる」ってどんなところ?

ボランティアやNPOの皆さんの交流やネットワークづくりをはじめ、情報収集・発信、イベントや会議、作業の場の提供、市民活動に関する相談などを行っています。また、みんくるにはNPOやボランティアに関するさまざまな情報があります。

移転したメリットは・・・
今までのセンターより会議室が増え、イベントなどが開ける交流スペースを設置しました。

【駐車場】
くるめりあ六ツ門地下駐車場、トラストパーク六ツ門駐車場がみんくる利用の場合、2時間無料で利用できます。
【無料でご利用いただけるもの】
交流スペースでの簡単な打ち合せや休憩、情報展示スペース、作業室(紙折り機、丁合機)ノートパソコン(館内貸出用)、プロジェクター(館内貸出用)
【開館】
平日10時から21時、日曜・祝日10時から19時
【休館】
毎月第3月曜日(祝日の場合はその翌日)、年末年始(12月29日〜1月3日)

久留米市市民活動サポートセンター みんくる
〒830-0031福岡県久留米市六ツ門町3-11くるめりあ六ツ門6階
電話番号 0942-30-9067 FAX番号 0942-30-9068

応援します!キラリ輝く市民活動 キラリ輝く市民活動活性化補助金

久留米市では、市民のみなさんが自発的に取り組んでいる公益的な活動のうち、地域でできる思いやり活動・安全安心活動・賑わい創造活動の3つのテーマに合う事業を応援する補助金制度を創設しました。
今回は、この補助金を活用して活躍されている2つの団体の事業を紹介します。

大学と地域が一緒に絆づくり

事業名「ゆにば農園開設事業」地域のみなさんが集まる農園を作りました
平成24年5月提案事業
提案団体:NPO法人ゆにば市民ネットワーク

多世代で「家族の絆・地域の絆」づくりを目指すNPO法人ゆにば市民ネットワークは、府中公民館(旧御井校区コミセン)を拠点に、久留米大学の教授や学生、市民ボランティア、地域住民など約60名で構成されています。
久留米大学の学生・教員が小中学生の学習を手伝ったり一緒に遊んだりする「ゆにば塾」や、軽運動やバンド演奏、落語などの子どもから高齢者まで参加できる幅広い交流の場「さちとぴあ」などを行っています。
今回の補助金を活用して開園した「ゆにば農園」は、食と農を通した多世代交流を目指していて、子どもから高齢者まで地域のみなさんが集える農業体験や収穫祭、食育の場として活用されます。
最近では、ゆにば農園に地域の人が紫陽花を植えてくれたり誰となく草取りや水やりをしてくれたりしているそうです。一人暮らしの高齢者も農場を見に来るのを楽しみにされていたり、取材時には地域の中学生が農園の様子を見に来たりしていました。このように、地域の人々にも親しまれ徐々に輪が広がってきており、地域住民が誰でも関わることができる「農縁」になっています。
この事業は、将来の久留米市における地域ネットワークのよい取り組みの事例として各方面から注目を集めることになるでしょう。

連絡先 久留米大学比較文化研究所地域連携室
電話番号 0942-43-4411
理事長 保阪 恵美子

世の中にたくさんの笑顔を届けたい

事業名「日向ひょっとこ踊りで笑いを届ける事業」地域のみなさんにコミカルでユーモラスな踊りを披露しています
平成24年6月提案事業
提案団体 日向ひょっとこ踊りときめき隊

赤いはっぴに白い帯、白いふんどしダラリとたらし、キツネ、おかめ、そしてひょっとこが笛や太鼓に合わせてコミカルに、ユーモラスに踊る日向ひょっとこ踊り。
久留米市内で活動する「日向ひょっとこ踊り ときめき隊」は、ボランティアで月3回程度、地域の福祉施設、老人ホームや自治会、敬老会などのイベントで踊りを披露しています。
その他、くるめ水の祭典、高良川コスモス祭り、観月会、JA感謝祭、日向市の全国大会、八千代座などに出演しています。
世の中の幸せや、豊作を願い、また商売繁盛を願って踊るひょっとこ踊りと共に世の中に笑顔が広まっていくよう活動しています。
最初は2,3名から始めたそうですが、見た人が「自分もやりたい」とみるみる仲間が増え、今では32名のメンバーで活動されています。踊りの上手・下手ではなく自由に踊れるため、人それぞれの個性が出ます。またお面をつけているため普段より大胆になれるそうです。
「見る人が心から笑うことで笑いの渦が広がっていく。踊っている自分たちも感動をもらい笑顔になる。もっと多くの人に笑顔を届けたい」とメンバーは口をそろえてひょっとこ踊りの魅力を語ってくれました。

連絡先 会長 別府 貞男
電話番号 0942-41-8778

市民活動団体紹介

志を縁として人々をつなぐ活動をしている団体を紹介します。

久留米工業大学 学生防犯ボランティア「輪導」
東日本大震災から一週間後、学生たち有志による募金活動をきっかけに平成23年4月に久留米工業大学学生防犯ボランティア「輪導」が発足しました。
「輪導」の由来は、リンドウ(花の名前)の花言葉「正義と共に」からきていて、「みんなで輪を作り正義へ導く」という意味があるそうです。メンバーは53名。発足から1年ほどですが、募金活動や飲酒運転撲滅キャンペーン、学内・外の清掃、小学校での防犯劇・防犯教室、障がい者施設の夏祭り企画運営、星野村の子どもキャンパスなど活動は多岐にわたっています。
代表の中村さんとメンバーの猿渡さんは、「見守り活動を地域の人と一緒にやりたい。自分たちの力で地域を活性化したい。大学を卒業後も自分たちができることを続けていきたい」と今後の継続的な活動を力強く語ってくれました。
【連絡先】
電話番号 0942-22-2345(内線 245)
学生サービス課 専門職 井上 和美

ミズサポートふくおか

ミズサポートふくおかは、筑後地区を中心に活動している行政書士と社会保険労務士の女性グループで、特に女性の権利や財産を守る活動をしています。
主な活動は、「暮らしの悩み・心配ごと無料相談会」や出張セミナーです。遺言・相談、離婚、年金、成年後見制度など幅広い相談に対応しています。
また、他の専門機関や団体等と連携しながら正しい知識や新しい情報の提供を通じ、相談者に対してワントップサービスができることを目指しています。「相談者の明るくなった顔が見たい」とメンバー全員が願って活動されています。
【相談日】
日時 毎月第1日曜日11時から15時
場所:ゆめタウン久留米
日時:毎月第3水曜日 13時30分から16時30分
場所:市民活動サポートセンターみんくる
相談は男女問わず受付けています。
【連絡先】
電話番号 092-716-1202
事務局 井口 彰子

Tullugaq Factory(トゥルガック ファクトリー)
「明展 池町川写真展」を年4回企画運営しているTullugaq Factory(トゥルガック ファクトリー)。展示される写真は子どもたちが撮っています。子どもの視点で撮影された四季折々の池町川は、表情豊かで大人の撮った写真とは違った面白さがあるそうです。子どもたちの写真に魅了されたファンやリピーターも増えているそうで、次回の写真展は、晩秋から初冬にかけて「第13回明展 池町川写真展・秋」が予定されています。
また、毎年夏休みに行っている自由研究相談会でのカード作りや墨流し、モビール(動く彫刻)作り、万華鏡作りなども親子ともに楽しめると好評です。
代表の杉本さんは、「身近な池町川の自然を見る人が増え、人通りも増えれば」という想いとともに、「この活動を通して子どもも大人も参加でき、自分らしく過ごせる場を作りたい」という想いがあるそうです。子どもたちの成長を見守る杉本さん自身も楽しそうに話している姿が印象的でした。
【連絡先】
ホームページ http://mushitoriami.com
代表 杉本 千穂

特定非営利活動法人 筑後地域救急医療研究会

ケガ人や急病人の命を守るために、救急の現場では救急救命士や医師などの連携が必要不可欠です。
筑後地域救急医療研究会は、救急救命士が行った救急活動の事後検証を継続的・体系的に進めるにあたり、いかに現場の救急救命士などへフィードバックすべきか検討を重ね平成21年11月に設立されました。
設立以降、1.救急救命士への指示・指導助言、2.救急活動の事後検証、3.救急救命士への教育を3本柱として、筑後地域での研究会や、救急隊員に対する講義・訓練、症例検討会などのスキルアップを図っています。
特に本年度は、関係者に対して知識と技術の維持向上を図るための活動を行うことで、地域市民に安心して信頼される救急医療が提供できるようにしたいとのことです。今後は、地域市民対象の講演会や救急救護の講習会なども積極的に開催していくそうです。
【連絡先】
電話番号 0942-35-3322
事務局 牛嶋 哲実

久留米市市民活動サポートセンター移転リニューアル記念「市民活動フォーラム」

開催 平成24年6月24日(日曜日)10時から17時
会場 くるめりあ六ツ門6階
参加人数 延べ270名
主催 久留米市
企画 市民活動フォーラム企画会議

基調講演テーマ「地球を救うささえあい」
「地域を救うささえあい」をテーマに公益財団法人さわやか福祉財団 ふれあい推進事業プロジェクトリーダー木原勇氏より講演をいただきました。
さわやか福祉財団の事業概要や東日本大震災の発生から現在までの様子を、木原氏が復興支援に関わっている岩手県大槌町の事例や映像を交えてお話ししていただきました。高齢者の方にとっても今回の震災でさまざまな問題をかかえていることなど、改めて被害の悲惨さを感じました。
参加者からも、被災地で直接復興支援に携わっている木原氏の体験に基づいた貴重な話を聴くことができたと好評でした。
そして何より、日常的な地域の“つながり”や“絆”が災害時に必要なことを再認識できる内容でした。

防災マルシェ

稲むらの紙芝居を行うことで子どもたちにも防災の大切さを伝えました。
段ボールでできた大きな防災迷路や防災ぬりえ、紙芝居、がれき歩き体験など、親子で一緒になって防災について学ぶことができました。

団体活動発表

久留米市内で活動している市民活動団体から、「防災とボランティア活動」をテーマに活動発表が行われました。参加者からは、「人と人がつながることの大切さに気づきました」、「街の賑わいづくりへの意識の高さを感じ心強く思った」などの感想が聞かれました。
【発表団体】
そらまめ会、日本防災士久留米支部、筑後川まるごと博物館運営委員会
久留米大学学生3団体(hito KURU・Growing Up・GreenFM)、久留米市

ワールドカフェ

災害時には市役所も被災することが考えられます。
「もしも市役所機能がストップしたら!?」というテーマで、5グループに分かれて意見交換を行いました。「とにかく隣近所の住民同士が助け合いながら生き延びる」、「本来あるべき住民自治の姿に立ち返る」、「地域外のNPOやボランティアの支援を受ける」などの意見が出されました。
ワールドカフェを通じて、災害時に私たち市民一人ひとりはどうすればいいのかを参加者同士で考えることで、有意義な話し合いになりました。

ジョイナス第38号は下記よりダウンロードしていただけます。

このページについてのお問い合わせ

 協働推進部協働推進課
 電話番号:0942-30-9064 FAX番号:0942-30-9706 電子メール(専用フォーム)でのお問い合わせ

▲このページの先頭へ


チャットボットを閉じる
AIチャットボット(別ウィンドウで開きます)