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毛染めによる皮膚障害に注意しましょう

更新日:201802231133


毛染めによる皮膚障害について

 毛染めは、髪の色を明るくしたり白髪を黒く染めたりするなど、年代や性別を問わず一般に広く行われています。その一方で毛染めによる皮膚障害の事例は、原因が明らかであるにもかかわらず継続的に発生しています。

ヘアカラーリング剤について

 毛染めによる皮膚障害の多くは接触皮膚炎であり、その直接的な原因はヘアカラーリング剤にあると言われております。ヘアカラーリング剤の中でも、酸化染毛剤が特にアレルギー性接触皮膚炎を引き起こしやすいとされています。ヘアカラーリング剤は毛髪を染めるための製品の総称で、医薬部外品である染毛剤と化粧品である染毛料に分類することができます。


酸化染毛剤(医薬部外品)
 酸化染毛剤は、染毛成分が毛髪の内部深くまで浸透することによって染めるため、染毛料など他のヘアカラーリング剤に比べると色落ちが少なく長期間効果が持続する。また、毛髪に含まれるメラニン色素を分解(脱色)しながら髪を染めるため、染毛成分の違いにより明るい色にも、暗い色にも染めることができる。これらの特徴から、酸化染毛剤はヘアカラーリング剤の中で最も広く使用されている。
 酸化染毛剤には主成分として酸化染料が含まれる。酸化染料は、毛髪の内部で過酸化水素水等の酸化剤によって酸化されることで発色し、色が定着する。酸化染料の役割を果たす代表的な物質として、パラフェニレンジアミン、メタアミノフェノール、パラアミノフェノール、トルエン-2,5-ジアミン等があるが、これらの物質は、アレルギー性接触皮膚炎を引き起こしやすい物質でもある。


半永久染毛料(化粧品)
 半永久染毛料は、染料が毛髪の表層部に吸着することによって毛髪を染める製品である。
代表的な製品であるヘアマニキュアは、脱色を行わないため、酸化染毛剤と比べると髪を傷めにくい。毛髪内にメラニン色素が残っているので、極端に明るい色にすることはできない。また、表面に着色した色素が次第に流出するため、色持ちは染毛剤に比べて短い。酸化染毛剤と比較すると、アレルギー性接触皮膚炎を引き起こすことは少ない。

毛染めによって起こる疾患について

 毛染めによって起こる疾患は主に皮膚炎で、かぶれとも呼ばれます。また、皮膚炎だけではなくまれにアナフィラキシーが起こることもあります。皮膚炎は原因となる物質の作用の違いによって、アレルギー性接触皮膚炎と非アレルギーの刺激性接触皮膚炎の2つに分かれます。症状が重い場合は外貌が著しく損なわれるため、身体的な苦痛だけでなく精神的な苦痛を感じたり、仕事や日常生活に支障をきたすことがあります。

理容師・美容師の方へ

 ヘアカラーリング剤被害による症状の重篤化を防ぐためには、異常を感じた時に適切な対応をとることが重要です。そのため、アレルギーのリスクについて消費者にも理解を深めてもらう必要がありますので、必要な情報を顧客に丁寧に説明することをお願いします。施術が適さない顧客に対しては代替案を提示するなど、幅広い知識や対処法を身に付けることで理解が得られやすくなりますので、酸化染毛剤やアレルギーの特性や施術の際の留意点、異常が起こった場合の対応策等を日頃から知識として確実に身に付け、実践するようにしてください。

消費者の方へ

 異常を感じても軽い症状だからとそのまま毛染めを続けていると、接触皮膚炎の症状が突然に悪化する場合があります。異常を感じたらすぐに使用を中止し、医師の診察を受けるようにしましょう。また、使用前のセルフテストも重要です。ヘアカラーリングを実施する場合は、製品の外箱や使用説明書等をよく読んでから行うようにしましょう。

詳細

 消費者庁がまとめた報告書に詳しい内容が記載されています。

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