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ポリ塩化ビフェニル(PCB)廃棄物とは

更新日:202107281058


 PCBとはポリ塩化ビフェニルの略称で、自然界に存在しない、人工的に作られた油状の化学物質です。現在、人体への悪影響が明らかになり、昭和47年(1972年)以降は製造や新たな使用は禁止されています。

PCBの性質および用途

 PCBは、水に溶けにくい、沸点が高い、熱で分解しにくい、不燃性、電気絶縁性が高いなど、化学的に安定な性質を持つ物質です。この特徴を利用して、電気機器の絶縁油などに広く使用されていました。

(使用例)

なぜ危険なのか

 人体への影響を及ぼした事例として、昭和43年(1968年)に発生したカネミ油症事件があります。このカネミ油症事件は、食用油製造の脱臭工程において熱媒体としてPCBが使用されたことが原因で、西日本を中心に広域にわたって発生し、吹出物、色素沈着、目やになどの皮膚症状のほか、全身倦怠感、しびれ感、食欲不振など多様な症状を引き起こしました。

 この事件をきっかけに、昭和47年(1972年)に旧通商産業省の行政指導によりPCBの製造中止、回収の指示がありました。しかし、非常に有害な物質であったため、当時は処理施設の立地が進まず、現在も多くのPCB使用機器が回収されず残されている状況です。

出典:ポリ塩化ビフェニル(PCB)早期処理情報サイト -期限内の安全な処理に向けて-このリンクは別ウィンドウで開きます【環境省】

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